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健康と食生活を考える県民運動シンポジウムの概要

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報

機構から
[2005年1月]

総括調整役   戸谷  亨
福岡事務所長  水内 直人


1 はじめに   2 シンポジウムの概要   3 知事の講演の概要
4 知事と谷亮子さんとのトーク   5 食のフォーラム2004


1 はじめに
 食は健康維持の基本であるが現在の食生活は、栄養バランスの偏り朝食の欠食や孤食の増加などの食習慣の乱れなどさまざまな課題を抱えており、このような食生活は生活習慣病の増加の原因ともなっている。健康な身体を作るには、ご飯、野菜、魚などの伝統的な食生活のパターンに、肉類、牛乳・乳製品、果物などが加わった栄養バランスのよい「日本型食生活」の実践が重要である。
 福岡県では従来から食生活の改善のため「健康と食生活を考える県民運動」を展開している。その活動の一環として、健康に重要な役割を果たす食生活について県民と語り合うシンポジウムを、福岡県、福岡県ごはん食推進委員会、(財)福岡県農業振興推進機構と独立行政法人農畜産業振興機構の共催で開催した。

2 シンポジウムの概要
 シンポジウムは、平成16年11月7日(日)の午後、福岡市の明治安田生命ホールで開催され、約4百名の方々が参加された。シンポジウムでは、県民の食生活と健康に対する意識を高めるため、冒頭に福岡県の麻生渡知事の講演が行われ、次に知事とオリンピック金メダリストで柔道家の谷亮子さんにより金メダリストとして食事についての心がけなどについて語り合った後、それらを踏まえて「食のフォーラム2004」として、専門家などのパネリストによる日本型食生活と健康についてのパネルディスカッションが行われた。
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3 知事の講演の概要
 知事の講演では、
[1]  生活習慣病が増えているが、健康で長生きするための源は食べ物であり、栄養バランスのよい日本型食生活が見直されている
知事の講演
麻生渡福岡県知事の講演
[2]  食を供給する農業を大切にすることが重要であり、それは水源の保水力の維持や地球温暖化の防止、地域の文化の伝承にもつながる
[3]  福岡県では、県で育成したコメの新品種である「夢つくし」の評価が上がり、イチゴの「あまおう」の開発など新しい農業に取り組んでいる
[4]  安全・安心な農作物の生産が重要になる中で、農業における女性の活躍は重要であり、この10年で急速に伸びている直販所でも女性が重要な役割を果たしている
[5]  県としても新品種などの知的財産権の保護、アジアへの農産物の輸出など新たな農政の取り組みを進めている
など、食と農をめぐる幅広い視点からの話があった。
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4 知事と谷亮子さんとのトーク
知事と谷亮子さんのトーク
麻生知事と谷亮子さんのトーク
 知事と谷亮子さんのトークでは、フリーアナウンサーの林田スマさんの司会の下、ヤワラちゃんのオリンピックでの活躍、そのための努力、苦労話とともに、子供のころからごはんとおかずのバランスのよい食事をお母さんに作ってもらっていたこと、おぞう煮や鳥の、手羽先が好きだったこと、海外遠征の際もご飯を持って行っており、ご飯食が大きなエネルギーになっていることなどの話があった。また知事からはヤワラちゃんの活躍は県民の誇りであり、ヤワラちゃんに県産米のCMに出てもらったことで売り上げが大きく増えたことなどの話があった。
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5 食のフォーラム2004
 パネルディスカッションは、林田スマさんをコーディネーターとして、(社)福岡県栄養士会会長の城田知子さん、料理研究家の徳永睦子さん、助産師の福田美幸さん、元ダイエーホークス投手でスポーツ解説者の山内孝徳さんがパネリストとして参加した。
 ディスカッションでは現在の食生活について、
[1]  最近の学生は食生活がしっかりしている人とそうでない人に2極分化している
[2]  この30年間で、食について自然に伝わ、っていたものが、これからはしっかり伝えないと子供に伝わっていかなくなってきている
[3]  調理のプロセスがわからないと食事における感謝の気持ちもなくなる
[4]  食育は子供だけではなく大人へも、また食を供給する食品産業も一緒になって取り組む必要がある
[5]  母乳が出なかったりお乳が硬くなる母親は、産後カロリーの高い食事をすることに原因がある
[6]  スポーツ選手は、遠征先で好きなものだけを食べてしまいがちなので、自己管理が重要
などの問題点が指摘された。
パネルディスカッション
パネルディスカッションの模様
これを受けて、
[1]  昭和55年頃の栄養バランスのよい食生活に戻すことが必要であり、それには摂取エネルギーの半分をご飯から摂ることが重要
[2]  ご飯を自分で炊くと50分くらいかかるのでこの間におかずを作りお皿の数(食材の数)を増やすことを心がける
[3]  自ら食材や食品を選ぶ力を持つことが重要
[4]  地域の食材を活かす地産地消が重要
[5]  赤ちゃんはお乳のおいしいまずいがわかるのでおいしいお乳を出すために、母親に食べ物の大切さを意識させることが重要
[6]  朝・昼欠食に近いお母さんもいるが、ご飯とゆでた野菜のたくさん入ったみそ汁を作るよう指導している
[7]  嫌いなものでも、これを食べておけば将来自分にとってどのようにプラスになるかをしっかり教えることが大切
[8]  子供や夫を台所に入れることが重要
[9]  福岡県は適当に田舎で適当に都会であり、かつ季節を通して味わうことができる食材があるため、日本型食生活を実践できる場所である
など幅広く、有意義な議論が行われた。また、塩も砂糖も人間に必要であり、砂糖は脳にエネルギーを送り、心をなごませるとの話もあった。
 このほかシンポジウムでは、健康と食生活の県民運動のテーマソングの発表と、元チューリップでアーティストの姫野達也さんによる演奏、食生活と健康に関連するパネル展示、抽選会の実施など多彩な内容で、女性や子供も含め会場いっぱいの参加者に、改めて日本型食生活の重要性を認識していただく大変よい機会となった。
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