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平成16年度砂糖に関する地域情報交換会の開催について

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報

機構から
[2005年3月]

調査情報部


1 開催概要
2 消費者などからの主な意見および質疑応答
3 全体を通して


1 開催概要
 当機構は、平成17年1月18日(火)を皮切りに、全国6ヵ所において砂糖に関する地域情報交換会を開催した。
 この交換会は行政、国内産糖製造事業者、精製糖製造事業者、異性化糖製造事業者、砂糖流通業者、ユーザー、一般消費者などが一堂に会し相互に情報交換を行うことによって、各地域における砂糖やその原料作物、砂糖制度などについての相互理解を深めてもらうとともに、今後の業務や生活に活かしてもらうことを目的として平成12年度から実施している。
 本年度は、「地域における砂糖類とその原料作物に関する現状と今後の課題について」をメインテーマに、わが国の砂糖事情および糖価調整制度の仕組みについて説明した上で、現在、農林水産省において検討が進められている「砂糖及びでん粉に関する検討会」における砂糖政策・制度の見直しに関するこれまでの検討状況について農林水産省から説明が行われた。地域行政機関や糖業関係者からは地域経済を支える基幹作物としての位置付けや生産状況、砂糖・甘味資源作物に関連する最近の動向や取り組み状況、また、砂糖と健康に関する講演が行われるなど、それぞれ開催地域の特色や実情に即した話題提供が行われた。
 その後の意見交換では、消費者からも砂糖制度の見直しについては、作物の生産実態に即した対応の必要性や制度の透明性を望む声があった。また、砂糖に関する誤解を払拭するための業界関係者の地道な取り組みが必要との意見が出されるなど、砂糖類に関して普段感じていることや疑問などについて質疑応答が行われた。
 本稿では、消費者からの砂糖の需要増進に関連する意見や質疑の概要を紹介する。
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2 消費者などからの主な意見および質疑応答
(1)砂糖と健康
 砂糖の摂取は、肥満や糖尿病などの生活習慣病につながるといった誤解が消費量減少の大きな要因となっているとし、それらを払拭する業界努力が必要である。砂糖が悪者にされることについて、その原因をよく調べる必要がある。また、砂糖の効用について、砂糖のパッケージにキャッチコピーを入れるなどの普及活動を行ってはどうかなどの意見があった。
 これに対し業界関係者からは、関係者の勉強不足や普及活動不足がある。製造技術には詳しいが、砂糖を摂取した後、体内でどのように代謝されるかなどの栄養学的知識がまだ不足しているとし、さらに勉強が必要であるとした。
(2)食育・体験学習
 てん菜から砂糖が作られていることを初めて知った。米や塩は食育の中で体験学習があるが、砂糖やその原料作物についても体験学習ができる体制が必要ではないか。また、バランスの取れた食物の摂取に関連し、食育の必要性を痛感するなどの意見があった。
 これに対し業界関係者からは、甘味資源作物生産地域では体験学習を実施している事例もある。消費地域でも製糖工場見学やさとうきびの苗の手配も可能であるとした。
 また、菓子関係からは、菓子関係者などが砂糖の知識普及に努力することは、菓子業界にとっても良いイメージ作りに有効であるとの意見があった。
(3)砂糖の価格
 消費者アンケートを行うと砂糖を定価で買っている人は少なく、100円以下の安売りで購入しているとの回答があるが、なぜこのような価格で安売りができるのか仕組みを知りたいとの質問に対して、流通関係者からは、特売は量販店などが客寄せのために実施しているものであるとした。
(4)異性化糖
 最近、消費者の表示に対する意識が高く、清涼飲料の原材料名で表示されている異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)について聞かれる機会が増えているとした上で、異性化糖が増えた背景や原料に関する質問があった。これに対し、異性化糖製造事業者から、異性化糖は昭和50年代に登場し、トウモロコシなどを原料とするでん粉から製造され、清涼感があることから砂糖の代替甘味料として清涼飲料水や冷菓に多く使用されているとした。
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3 全体を通して
 地域情報交換会を通じて、日ごろ接触する機会の少ない消費者にも砂糖やその原料作物の置かれている現状や課題を理解していただくとともに、砂糖類に対する率直な意見交換ができたのではないかと思う。
 砂糖に対する意識については、砂糖は肥満や糖尿病など、生活習慣病の原因であるなど、砂糖に対する誤解が依然として存在する中で、消費者からは誤解の払拭に向けた関係者の積極的な取り組みが必要ではないかとの意見があったが、これらの意見を踏まえ、今後とも各関係者が一体となり地道な取り組みが必要である。

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