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地域だより[2008年4月]

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最終更新日:2010年3月6日

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地域だより
[2008年4月]


札幌事務所



平成19年度「高品質てん菜づくり講習会」の開催

 社団法人北海道てん菜協会は、平成20年2月4日(月)〜5日(火)、2月7日(木)〜8日(金)の4日間、北海道畑作農業の発展を期して、高品質で安定したてん菜生産を目指し、栽培技術の一層の向上に寄与することを目的に、洞爺湖町、士別市、池田町、大空町の4会場において、「高品質てん菜づくり講習会」を開催した。同講習会には、てん菜生産者、糖業関係者、JAおよび行政関係者等、のべ900名の参加があった。

 同協会の石原専務理事による情勢報告を含めた開会あいさつの後、原料てん菜立会業務功労者表彰式が行われ、今年度は、全道で8名の立会人が表彰された。

 次に、農林水産省生産局特産振興課から「品目横断的経営安定対策の下でのてん菜をめぐる事情」、JA北海道中央会畑作農業課から「平成19年産原料てん菜生産実績等について」の説明がそれぞれ行われた。これらの説明の中で、農林水産省生産局特産振興課からは、新たな糖価調整制度の概要とてん菜生産の現状と課題について、および、今後のてん菜農家経営における直播栽培のメリットについて説明が行われた。特に、旧制度のてん菜の最低生産者価格の保障から農家の所得確保へと移行したこと、着実な計画生産を行うことにあたり、生産者には、多少収量が低下してもコストの削減と労働時間の短縮が経営にとって重要であると述べた。

 最後に、北海道立農業試験場から、「平成20年産高品質てん菜づくりに向けた栽培技術」と題し、品目横断的経営安定対策へ移行後のコスト削減の重要性、土壌のpHや硬度、湿害による収量への影響、土壌診断による施肥の対応や直播栽培のポイントなどの説明が行われた。 (戸田)

(注)
原料てん菜立会業務功労者表彰式とは、原料てん菜の立会業務において、受渡し並びに測定立会人として、その職務を誠実に尽くし、てん菜産業の振興発展に功労顕著な者を平成9年度から表彰しているものである。
原料てん菜立会業務とは、農協が生産者団体と糖業者が協議の上選定し、てん菜協会が推薦し、同協会が原料てん菜立会人として認定し、公正中立かつ円滑に遂行するために、その委嘱を受けた者が、生産者団体を代表するJA北海道中央会と糖業3者による原料てん菜の受渡しと測定の場に立会うことをいう。





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