栽培の基本これだけは!!(その1)


基本技術五ヶ条 基本1 基本2 基本3 基本4 基本5

1.土づくり・圃場準備

深耕と有機物の混和を心がけましょう。

さとうきびは深根作物で、根の伸長、発達は生育収量に大きく影響します。そのため、表土の厚さは25〜30cm以上が好ましく、耕起の深さは30cm以上が望まれます。下層に緻密な土層あるいは硬盤がある場合は60cm程度の深耕や心土破砕を行いましょう。
新植の場合は、植え付け前に堆きゅう肥や緑肥などの有機物資材を2t/10a(地力が弱い場合は4t/10a)散布し、混和しましょう。ハカマや梢頭部を鋤込む場合は、更新予定地では全面に広げて鋤込み、株出し畑ではできるだけ細断後、畦間に石灰窒素30〜40kg/10aを散布し、鋤込みましょう。
なお、土壌pHが低いと収量も品質も低下してしまいます。その場合は、関係機関に相談しながら、ケイカルなどを投入して土壌pHを最適な状態(pH6〜7)に改善することも検討してみましょう。

1.土づくり・圃場準備

2.良質苗の植え付けと基肥の実施、株出し管理の早期実施

適正な畦幅・株間に良質苗を多めに植えましょう。

植え付けの際に、畦幅が狭すぎると十分な培土が困難になり、倒伏しやすくなり、枯死茎が増えてしまいます。下の図及び表を参考に、適正な畦幅にしましょう。
また、株間についても適正な距離を心がけ、欠株が出やすいと思われる場合は多めに植え込みましょう。植え付けの際には、窒素、リン酸、カリの3要素の入った複合肥料の施肥も同時に行い、覆土・鎮圧して苗と土を密着させます。

良質苗の植え付けと基肥の実施、株出し管理の早期実施 畦幅・株間の目安

収穫後は早めの株出し管理を行いましょう。

収穫後、株上に枯葉や梢頭部が長時間放置されると、太陽光が遮断されて萌芽不良や欠株の原因になりますので、早めに取り除きましょう。
株揃えは、収穫時の刈り取り位置を切り下げ、より下節部から萌芽させるための作業で、分げつを増やすためのポイントでもあります。
畦間の耕起を行う前には根切と排土を行います。根切の幅は30cm以内(鹿児島県)〜50cm程度(沖縄県)とし、できるだけ株際を排土します。この際、汎用管理機などを使って、同時に畦間を深耕し、株元に基肥をすると、一度に作業が終わって手間が省けます。収穫時に機械を使用した土壌は固まって根が発達しにくい状態になっていますので、できるだけサブソイラ等で深さ40cm程度に心土破砕して土を柔らかくしましょう。


株出し管理