農林10号NiTn10

農林10号は、1996年(平成8年)に命名登録、同年、沖縄県の奨励品種に採用されました。早期高糖性で、耐倒伏性、脱葉性に優れた品種です。


左:剥葉前の茎、右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の茎
右:剥葉し、日光にさらされた茎
芽子
芽子
立毛状態
立毛状態

来歴組合せ ♀F177 × ♂NiF4

 

重要特性

NiTn10は、台湾糖業研究所においてF177を母本、NiF4を父本として交配した交雑種子から実生を養成し、以後、特に早期高糖性、耐倒伏性に注目して選抜を重ねて育成した品種です。

 

・茎揃いが良く、耐倒伏性で、脱葉性に優れるため、機械収穫に適する。
・春植、夏植の収量はNCo310と比較して安定して多く、株出しではやや少ない。
・糖度はNCo310より安定して高く、可製糖量は多い。


農林10図表
●茎の伸長はやや緩慢であり、耐干性がやや弱い傾向があるので、干ばつが
 生じやすい珊瑚石灰土壌での栽培は控え、肥沃地で栽培しましょう。

●白条病抵抗性は弱です。採苗時は罹病株からの採苗を避けましょう。



NiTn10の形態的特性

葉長はNCo310と同程度。茎はNCo310よりも太く長い。

Ni9の形態的特性

●立茎で脱葉は容易です。
●やや葉が広く直立しています。
●茎は糸巻で芽子は円形です。