農林18号NiTn18

農林18号は、2004年(平成16年)に命名登録、同年、鹿児島県の奨励品種に採用されました。旺盛な初期伸長と株出しでの安定多収を特徴とする品種です。


左:剥葉前の茎、右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の茎
右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の芽子、右:剥葉し、日光にさらされた芽子
左:剥葉前の芽子
右:剥葉し、日光にさらされた芽子
立毛状態
立毛状態

来歴組合せ ♀KF81-39 × ♂ROC11

 

重要特性

NiTn18は、九州沖縄農業研究センターさとうきび育種研究室が育成した品種です。KF81-39を母本、ROC11を父本に台湾糖業研究所が交配した種子を導入し、1992年(平成4年)に実生選抜を実施して以後、初期伸長性と株出し多収性に注目して選抜を重ねて育成しました。

 

・初期伸長が旺盛で原料茎長が長く、低温下での萌芽が旺盛な茎数型品種。
・春植え、株出しでNiF8よりも収量が多い。


農林18号図表
●痩せ地、低温等の影響からNiF8の伸長、萌芽が不良で収量が低い圃場
 での栽培に適します。
●黒穂病に弱いので、黒穂病発生地域での栽培は控えましょう。
●NiF8の伸長が良好で多収となる圃場では、伸びすぎて倒伏しやすいので栽培には注意が
 必要です。
●脱葉性は「難」で、側枝がやや多いことから、手刈り収穫での作業性はよくありません。


NiTn18の形態的特性

葉身長はNiF8よりもやや短い。茎径はNiF8とNCo310の中間程度であり、茎長は長い。

NiTn18の形態的特性

●他品種と比較して初期伸長が早く、葉は直立します。
●脱葉性が劣ることから枯葉が茎に残ったままになる場合が多い。
●茎の基本色は緑で、浅い芽溝が見られます。