農林20号NiTn20

農林20号は、2005年(平成17年)に命名登録、同年、沖縄県の奨励品種に採用されました。
早期高糖で多収、12月収穫も可能な品種です。


左:剥葉前の茎、右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の茎
右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の芽子、右:剥葉し、日光にさらされた芽子
左:剥葉前の芽子
右:剥葉し、日光にさらされた芽子
立毛状態
立毛状態

来歴組合せ ♀NiF4 × ♂NiF5

 

重要特性

NiTn20は、九州沖縄農業研究センターさとうきび育種研究室が育成した品種です。NiF4を母本、NiF5を父本に台湾糖業研究所が交配した種子を導入し、1990年(平成2年)に実生選抜を実施して以降、茎数型の多収性と早期高糖性に注目して選抜を重ねて育成しました。

 

・発芽、萌芽、茎伸長が良く、春植え、株出しともにNiF8、Ni9よりも多収。
・早期高糖で12月収穫も可能、その後の株出しも良好。
・既存品種の収量が少ない圃場でも多収が期待できる。


農林20号図表
●12月の収穫が可能で、その後の株出しも良好です。
●既存品種では茎の伸びが悪く収量の少ない圃場でも多収が期待できます。
●既存品種でも茎が良く伸びる圃場では、茎が伸びすぎて倒伏しやすいので注意が必要です。




NiTn 20の形態的特性

葉長はNCo310と同程度で、NiF8、Ni9よりも短い。茎はNCo310、Ni9よりやや太く、NiF8より細い。


NiTn 20の形態的特性

●他の品種と比べて葉長、葉梢長ともにやや短いことが多い。
●他の品種と比べて茎長が長く、また、節間長も長いことが多く、倒伏の程度
 がやや大きい。
●ごく浅い芽溝がある。
●NCo310、NiF8、Ni9と比較して、茎の髄孔がやや大きい。