農林21号Ni21

農林21号は、2005年(平成17年)に命名登録、同年、沖縄県久米島地域向けの奨励品種に採用されました。早期高糖で風折抵抗性を有する品種です。


左:剥葉前の茎、右:剥葉し、日光にさらされた茎
左:剥葉前の茎
右:剥葉し、日光にさらされた茎
芽子
芽子
立毛状態
立毛状態

来歴組合せ ♀NiF8 × ♂Ni9

 

重要特性

Ni21は、沖縄県農業試験場さとうきび育種研究室が育成した品種です。1993年(平成5年)に沖縄県においてNiF8(農林8号)を母本、Ni9(農林9号)を父本に用いて人工交配した種子から実生を養成し、以後、特に風折抵抗性、耐干性、多収性に注目して選抜を重ねて育成しました。

 

・NCo310やF177よりも糖度が高い。
・収量もNCo310より安定して多い。
・風折抵抗性にすぐれ、台風による潮害後でも比較的糖度が高い。


農林21号図表

●発芽が悪いので、植え付け苗は多めにしましょう。

●採苗圃を設け、優良種苗の確保に努めましょう。

●黒穂病抵抗性は「中」です。圃場で多発した場合は抜き取りの徹底、または圃場の更新をしましょう。






Ni21の形態的特性

葉長はNCo310と比較してやや短い。茎はNCo310よりもやや太い。

Ni21の形態的特性

●他品種と比べてやや葉が広く、収穫時期でも葉色が濃い。
●多品種と比べて梢頭部が大きい。
●芽子は大きく、丘状に突出しており、芽翼は広い。