[2000年2月]
1980年代終わりから1990年代初頭にかけて、800万トンを超える砂糖を生産し、700万トン前後の輸出量を誇ったキューバは、ソビエト連邦の崩壊等によって経済上大きな打撃を被った。砂糖産業についても例外ではなく、1990年代に入りその生産量の減少とともに輸出量も激減した。しかし、社会情勢等の変化によっては、かつての生産量を回復する可能性も有し注目に値する。こうしたキューバの砂糖産業について、英国の調査会社LMC International Ltd. からの報告をもとに企画情報部で取りまとめたものである。
なお、この報告は1999年4月現在のものであり、最新のデータについては巻末資料編を参照されたい。
【砂糖産業に関する全般的な情報】
砂糖産業は、伝統的にキューバ経済の原動力であった。しかし、ソビエト連邦と東欧の政治的な大変動がこれらの諸国とキューバの間で発展してきた特恵市場を崩壊させたため、1990年代初頭キューバ経済の他の部門とともに深刻な打撃を受けた。
ソビエト連邦崩壊に続いたこれらの関係の崩壊によって、キューバの砂糖産業は、国際価格に比べて安価で重要な燃料や農業機械の部品などの資材を入手できなくなった。
1989年までは、政府の「キューバ年報」がキューバ経済のすべての面について詳細な情報を提供していた。1990年代には、キューバの砂糖産業について入手できる統計データが顕著に不足した。さらに最近では、公式統計の発表は不定期になっており、砂糖産業に関連する公式発表は幾分慎重になっている。
キューバの需給バランス
1990年代初頭には、キューバは大量の砂糖生産国であり、輸出国であった。しかし、グラフ1は過去10年間にわたるキューバの砂糖生産量の急激な減少を示している。88/89〜89/90年度のピーク時820万トン(粗糖換算)から、生産量は急激に減少して、340万トンまで落ち込んだ。さらに、次の2年間のわずかな回復の後で、97/98年度には320万トンという歴史的な低生産量となった。98/99年度に、生産量は370万トン(粗糖換算)にまで回復した。
砂糖部門は、伝統的にキューバの主要な輸出収入源の1つであった。生産量が減少したため、その地位は近年徐々に浸食されており、最近では観光が外貨獲得に関して砂糖産業に匹敵するようになっている。ごく最近では、砂糖産業の輸出収入は世界の砂糖価格の値下がりのためにさらに浸食されている。
表1は94/95〜98/99年度のキューバの砂糖生産、消費及び貿易の詳細な内訳を示している。94/95年度と97/98年度の生産水準は、後述する1994年及び1997年のさとうきび収穫量の不作を反映している。一方では、表4が示しているように、総消費量でも1人当たり消費量でも、着実に増加している。
キューバは、国内の砂糖需要の100%を自給しており、輸入はゼロである。グラフ1に明示されているように、砂糖部門は強い輸出指向がある。キューバの砂糖のほとんどは、粗糖として輸出されている。87/88年度には、総生産量の92%が輸出されており、主要な輸出先国は、旧ソビエト連邦であった。1980年代と1990年代には、旧ソ連向けがキューバの砂糖の総輸出量の平均51%を占めていた。輸出されるキューバの砂糖の割合は、生産量が減少し国内消費量が増加し続けたため、1990年代半ばには必然的に80%を下回るまで低下した。
グラフ1:キューバの砂糖の生産量、消費量及び輸出量(粗糖換算)
表1:砂糖の需給バランス |
(単位:粗糖換算、1,000トン) |
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1994/95年度 |
1995/96年度 |
1996/97年度 |
1997/98年度 |
1998/99年度 |
生 産 量
消 費 量
輸 入 量 合計
粗糖
白糖
輸 出 量 合計
粗糖
白糖
在庫量の変化 |
3,419 577 ― ― ― 2,760 2,760 ― 82 |
4,504 672 ― ― ― 3,816 3,816 ― 16 |
4,316 707 ― ― ― 3,596 3,596 ― 13 |
3,285 749 ― ― ― 2,569 2,569 ― △33 |
3,700 750 ― ― ― 2,900 2,900 ― 50 |
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産業構造的要因
冒頭のとおり、キューバの砂糖産業と農業全般に関する統計データは、1990年代のほとんどについて不定期となっている。そのため、表2におけるいくつかのデータは、不完全であるか、または欠如している。
表2は、94/95〜98/99年度の砂糖産業についての主要な農業データを示している。94/95年度と97/98年度には、さとうきびの生産量がそれぞれわずか3,360万トンと3,500万トンまで急激に減少した。
公式データの不足は、キューバにおいて農業生産に占めるさとうきびの割合の推定を困難にしている。「キューバ年報、1989」によれば、農業総生産高は、1989年には41億5,000万ペソであった。そのうち、さとうきび総生産高は、11億ペソ(27%)を占めていた。その後、公式の統計は発表されていないが、近年のキューバの砂糖生産高の急激な減少にもかかわらず、砂糖部門は国内経済において大きな部分を占め続けている。95/96年度には、砂糖の輸出収入は、総輸出収入の54%(11億USドル)を占めていた。96/97年度には10億USドルとなったが、97/98年度には、低い国際糖価と生産量の減少は、砂糖の輸出収入を前年度に比べ約25%減少させた。キューバは、現在、砂糖よりも観光から多くの外貨(96/97年度には推定15億USドル)を稼いでいる。
農業輸入資材に対する外国融資は、キューバのさとうきび産業にとって、非常に重大な意味を持っている。97/98年度には、約3億USドルの資金が外国銀行と金融機関から調達された。しかし、近年におけるこれらの輸入資材の到着の遅延は、これらの輸入資材が砂糖産業の生産高に与えていた有利な影響を減じている。これらの遅延は、96年3月の「96年米国ヘルムズ・バートン法」の議会通過に結び付いている。この法律は、基本的には、キューバで没収されたかつて米国市民が所有していた資産において「不正取引」を行っていると見なされる外国企業に対して、米国が制裁(損害賠償)を加えることを警告するものであった。しかし、ヘルムズ・バートン法は、キューバのさとうきび部門によって受け取られる資金の総額を大きく低減させるものではなく、外国資金の大きな流入は継続している。
農業輸入資材の遅延のもう1つの原因は、さとうきび輸入資材の輸送と処理に関わるキューバの官僚的な手続と高額の経費である。国内の輸入資材の価格は、国家企業による多数の処理段階のために、港と農地の間で最高50%値上がりすると伝えられている。
必要不可欠な資材の到着遅延は、表2に示されている低単収の原因にもなっている。単収はまた、近年、未成熟なさとうきびの収穫によって深刻な影響を受けている。さらに、ほ場は10%しか灌漑されていないため、干ばつによる単収の低下を招きやすい。
国内の製糖工場への設備投資の不足が、高いTC/TS(さとうきび生産量/産糖量)率を招く1つの要因である。近年、TC/TS率を悪化させているさらなる要因は、雨季への収穫の延長、及び未登熟のさとうきびを収穫することによるものである。
表2:農業生産高等の推移 |
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94/95年度 |
95/96年度 |
96/97年度 |
97/98年度 |
平 均 |
収穫面積(1,000ha)
さとうきび生産量(1,000トン)
単収(トン/ha)
産糖量(千トン、粗糖換算)
きび生産量/産糖量(TC/TS)
さとうきび生産高(1,000US$)
農業生産高(1,000US$)
農業生産高に占める
さとうきび生産高の割合(%) |
1,212 33,600 23.9 3,419 9.8 705,600 877,200 80.4 |
1,177 41,300 26.9 4,504 9.2 n.a n.a n.a |
1,245 43,000 26.5 4,316 10.0 n.a n.a n.a |
1,200 35,000 19.4 3,285 10.7 495,950 n.a n.a |
1,208 38,225 24.2 3,881 9.9 600,775 n.a n.a |
|
(注)さとうきびの生産総額は、それぞれの年のさとうきび生産量にさとうきび1トン当たりの農家受取額を乗じている。
n.a=データ無し |
生産量及び消費量
表3は、砂糖生産量の内訳を示している。生産される砂糖のほとんどが粗糖である。その他の砂糖生産量は主に精製糖であり、ごく少量が精製工程を持たない製糖工場から直接出荷される白糖である。工場から直接出荷される白糖の色価は、ICUMSA(国際砂糖分析法統一委員会による分析法)150〜200であるが、精製糖は一般にICUMSA45以下の色価である。
また、キューバの砂糖生産量のほとんどが輸出向けの粗糖であり、白糖は、国内市場向けにしか生産されていない。
表4は、用途別砂糖消費量の内訳を示している。詳細な情報が限定されているため、推定はそれぞれの最終製品群における砂糖消費量のシェアにより行っている。家庭用砂糖は、キューバの砂糖の主な最終消費部門である。実需用砂糖のほとんどが飲料製造部門において消費されている。
1人当たり消費量は、97/98年度までの4年間で大きく増加し、52kgから66kgとなっている。
表3:砂糖生産量の推移 |
(単位:粗糖換算、1,000トン) |
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94/95年度 |
95/96年度 |
96/97年度 |
97/98年度 |
平 均 |
生産量合計
―粗糖
―白糖
―精製糖 |
3,419 2,760 33 626 |
4,504 3,815 34 654 |
4,316 3,596 36 684 |
3,285 2,569 36 680 |
3,881 3,185 35 661 |
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表4:砂糖の用途別消費量の推移 |
(単位:粗糖換算、1,000トン) |
|
94/95年度 |
95/96年度 |
96/97年度 |
97/98年度 |
家庭用
実需用
飲料用
焼き菓子
砂糖菓子
乳製品
フルーツ及び食品
小計
合計
1人当たりの砂糖消費量(kg/人) |
346
204 3 9 6 10 231
577
52.1 |
403
238 4 10 6 11 269
672
60.1 |
424
250 4 10 7 12 283
707
62.7 |
449
265 4 11 7 13 300
749
66.0 |
|
砂糖制度の主要な特徴
すべての砂糖と関連する運営は、現在、ロサレス陸軍大将によって率いられている砂糖産業省(MINAZ)の管理下にある。
キューバのさとうきび栽培地のほとんどは国家の管理下にあり、残りが民間の部門にゆだねられている。キューバには、2種類の民間のさとうきび栽培者が存在する。小規模自作農の土地のプーリングを通して設立された農業協同組合(CPAs)及び個人の民間栽培者によって所有される小規模自作農地である信用役務協同組合(CCSs)である。
1993年9月以来、ほとんどの国営農場は、いわゆる基本生産協同体(UBPCs)となっている。かつては国家の土地で働いていた労働者は、UBPCsの借地人となった。農地が多数の栽培者によって集団的に所有されているため、UBPCsは上述のCPAsに類似している。違いは、UBPCsの労働者が自家消費のための食用作物以外に、さとうきびのみを栽培することしか許されていないことである。労働者は、彼らが栽培する農地面積に対して給与を受け取っており、UBPCsからの利益の半分は労働者間で分配されている。
生産規制
上記のように、UBPCsの栽培者は、さとうきびと自家消費用の食用作物を栽培することに限定されている。反対に、CPAsは、食用作物を栽培し、自由に市場に販売することを許可するさらなる改革の恩恵を受けている。これは、将来のCPAsのさとうきび生産に対する脅威となりうるが、前述のように、ほとんどのさとうきび栽培地は、国家によって管理されている。
国内の価格支持
表5は、さとうきびと砂糖の価格を示している。さとうきびと砂糖の国内価格は、政府によって決定されている。
キューバ政府は、国内のさとうきび価格を1トン当たり14.2USドルから21.7USドルに値上げした。この価格は、97/98年度に納入されたさとうきびに対する最終支払いについて97/98年度から有効となっており、3年間凍結されている。しかし、価格の値上げは、従来UBPCsに個別に割り当てられていた追加補助金に代わるのみであるため、見かけほど大きいものではない。
1998年に、キューバ政府は、国家農場、協同組合及び個人農家向けに適用する新しい優遇税制措置を導入した。
国際市場においては、キューバの粗糖は、一般に、ニューヨークNO.11粗糖先物契約に割引価格で販売されている。割引は、一方では、キューバの港での遅延を考慮したものであり、他方では、ニューヨークNO.11契約に対しては入札を受けることができないためである。
表6は、キューバの現在の砂糖に対する関税がWTOの最終約束関税率を下回っていることを示している。この最終関税率は、キューバの唯一のWTO義務である。キューバは、ミニマム・アクセスまたは輸出補助金に関しては義務はない。
表5:さとうきびと砂糖の価格 |
(USドル/トン) |
|
さとうきび |
白 糖 |
粗 糖 |
さとうきび価格
卸売価格
―国内自由市場価格
―特恵市場輸出価格
―自由市場輸出価格
小売価格
―国内自由市場価格 |
18
─ ─ ─
─ |
─
243 ─ ─
270 |
─
─ ─ 228
─ |
|
表6:キューバにおける完全等の貿易政策 |
|
粗 糖 |
白 糖 |
現行関税率 |
20% |
20% |
GATT約束 |
|
関税 基本税率 最終税率 |
40% |
40% |
ミニマムアクセス(トン、粗糖換算) |
適用なし |
輸出補助金の削減 数量(1,000トン) 支出(%) |
適用なし 適用なし |
履行期限 |
2004/05 |
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(注):キューバは、最終最大関税率のみが義務として課されている。
出典:LMC、WTO |
国家契約
キューバで生産されるすべての砂糖の国内販売と輸出は、国営企業Cubazucar が、担当している。(もし発生すれば)輸入もまた、国営の貿易企業が行うこととなる。
数多くの経済と通商の協定とともに、1992年11月に初めて締結されたロシア政府とキューバ政府の間の石油−砂糖条約が存在し続けている。しかし、近年は、主にこれら2つの商品の価格設定の不一致のために、これらの条約による貿易は、実際にはほとんど貿易は実施されていない。
キューバは、中国政府と毎年20〜30万トンの粗糖を供給する長期協定を結んでいる。
さとうきび生産者及び製糖業者
98/99年度までは、民間さとうきび生産者とUBPCsにおける原料代は、さとうきびの品質とは無関係に、さとうきびの重量で支払われていた。したがって、生産者は、さとうきびの品質を向上させることではなく、さとうきびの単収を向上させることにのみ傾注していた。
98/99年度からさとうきび生産者が受け取る価格は、さとうきびの蔗糖含有率が考慮されたものとなった。これは、栽培者がさとうきびの品質に注意を払うよう奨励することを目的としたことによるものであり、世界中のさとうきび産業のほとんどにおいて実施されている。
砂糖政策の機関
砂糖産業省は、キューバの砂糖及び関連する運営のすべてを管理している。さとうきび農場のほとんどは、国家の管理下にある。
Cubazucarは、キューバの砂糖貿易のすべてを処理している。
【砂糖産業の現状】
製糖業について
キューバの製糖工場のほとんどは1925年以前に設立されており、ほとんどが緊急に近代化する必要がある。キューバには156カ所の製糖工場があるが、97/98年度には約30工場が閉鎖され、能率的な工場に集中している。砂糖産業省によれば、98/99年度には、156工場のうち操業したのは113工場であった。
工場の平均圧搾能力は、世界の標準と比較すると小さく、1日当たりさとうきび約4,200トンである。このことが、規模の経済を発揮できなくしている。
キューバの圧搾部門の技術的実績に関して公表されているデータが不足しているため、正確な製糖歩留りは得られていない。キューバのTC/TS率、または工場によって処理されるさとうきびの平均品質の推定に基づいて、さとうきびに含まれる蔗糖分回収率は約82%であるものと推定している。
キューバの圧搾工場のすべては、粗糖(平均糖度約98.2%)を生産している。
精製糖について
キューバで操業している14カ所の精製糖工場のうち1工場を除くすべての工場は、さとうきび圧搾工場に付属している。すべての圧搾工場は、許容能力未満で良好に操業する傾向がある。キューバは、精製糖は長年輸出しておらず、すべての精製糖の生産量は国内市場向けのものである。キューバが精製糖の輸出国であった時には、最高色価ICUMSA45、最低糖度99.8%と品質は高かった。
砂糖の流通
すべての国内販売及び輸出は、Cubazucarによって処理されている。
キューバの粗糖の輸出量のほとんどはバルクで積み出されており、一部の粗糖はポリ-ジュート袋で積み出されている。
かつて、キューバが精製糖を輸出していた時には、精製糖は、主に北部沿岸のマタンサス、カルデナス等の港から、50kgのポリ-ジュート袋またはポリプロピレン袋で積み出されていた。
砂糖産業の現在
ロサレス砂糖産業相は、砂糖の生産量を増大させ、700〜800万トン(粗糖換算)の水準に近づける計画を発表した。しかし、現在の生産量の水準で競争力を維持するために、キューバの砂糖産業は、復興、合理化及び現代化するための莫大な資本の投入を必要としている。政府は、外国の銀行と金融機関が農業資材に資金供給してくれるのを希望してはいるが、さとうきび栽培地と製糖工場への外国の資本提供に対する強い抵抗も存在しており、カストロ大統領は砂糖産業をキューバ人の管理下にのみ置くことを強く主張している。一方、外国からの投資は、砂糖の副産物等においては許可されている。
カストロ大統領が中央集権的な経済の意思決定を主張し続けているため、砂糖産業とキューバ全体の当面の経済見通しは、明るくはない。98/99年度は、世界の砂糖価格の低迷のために、砂糖産業にとっては特に厳しいシーズンになっている(世界市場への輸出は、砂糖産業の総販売高の80%を占めている)。
キューバの砂糖産業は外国の銀行と金融機関によって資金供給された資材を利用し続けている。外国企業にとってこのようなビジネスの魅力は現状では大きなものではないが、キューバは将来世界経済に大きく関わってくるであろうと一般に考えられている。農業における潜在能力と地理的に米国に近いことは、食料と農業部門にとって大きな戦略的重要性を持っている。
キューバの観光産業の成長は、砂糖産業の労働者に魅力的な代替の雇用機会を提供している。現在まで、観光部門は多くの製糖工場の閉鎖と機を一にしていたため、砂糖産業にほとんど影響を与えることなく砂糖産業から労働力の移動ができている。 1999年に開業する予定でナイジェリアに建設されている新しい精製糖工場は、キューバの粗糖に新しい定期的な販路を供給することになる。少なくとも、ブラジルの粗糖の販売が終了する最初の数カ月については、キューバはこの精製糖工場への粗糖の供給国となると思われる。
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