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海外市場の動き[2001年6月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/海外情報


砂糖類をめぐる海外の動き
[2001年6月]

[NY市場の動き]

【NY市場の動き】

 4月の市場は、(1) インドが大量に抱えていた余剰玉を、政府の様々な輸出奨励策により、2000/01年度はこれまで約100万トン輸出したが、2000/02年度も今年度以上の輸出を目標にしていること、(2) ブラジル及びオーストラリアが増産見込みであること等の弱材料があったものの、(1) 中国が天候不順による国内生産の不足から国内糖価が上昇し、国家備蓄砂糖の在庫を放出してきたが、それも限界に来ており、近々買付けに動くことが確実な状況になってきたこと、(2) タイが95/96年度に史上最高の630万トンを記録した後、干ばつや病害虫の被害の影響で伸び悩んでおり、今年度も減産の見込みであること、(3) ブラジルがさとうきびの配分をアルコール製造用向けを優先とすることから、砂糖の生産は減産見通しであること、(4) キューバが天候不順により減産見込みであること、(5) EU が農業補助金の削減を迫られているうえ、最近の口蹄疫騒動で一段と財政が厳しくなっており、この影響から今年度のビート作付面積が大幅に減少する可能性があること等の支援材料によって、砂糖の国際的ファンダメンタルズが上向いてきたことが確実な状況となってきたことから、現物価格は3日に9セント台、期近5月限価格は26日に9セント台に回復するなど、先月までの下降基調から一転して上昇基調となって推移した。
 このような状況の中で、現物価格は、最高値が27日の9.77セント、最安値が5日の8.83セントと上昇基調で推移したものの月平均は前月に比べて0.37セント安の9.27セントとなった。また、期近5月限価格は最高値が30日の9.50セント、最安値が6日の8.08セントと現物価格同様、上昇基調で推移したものの月平均は前月に比べて0.18セント安の8.57セントとなった。
 今後の市場動向に関して、市場関係者筋は、世界の主要農産物相場は、根強い長期的ひっ迫懸念とは裏腹に、供給過剰と厳しい産地間競争から総じて低落傾向が続いている一方で、中国経済の急成長と市場経済への移行が様々な局面で主要穀物相場のかく乱要因になっており、砂糖も同様の現象が見られるとしたうえで、2000/01年度の中国の輸入量は前年度に比べ3%増の140万トン、来年度も120万トンと高水準の輸入が続くことが見込まれ、特に、昨年後半からキューバ及びオーストラリアからの輸入が増えており、今後も国家備蓄砂糖の大幅な減少分を輸入拡大で穴埋めすると見込まれていることから、同国の輸入拡大が相場の下支え要因となって上昇する可能性が強いとしている。  一方、国際砂糖機関 (ISO) は、今年度の世界砂糖需給は約330万トンの供給不足に陥るものの、ブラジル、オーストラリア及びタイの生産が回復するにつれ、過去5年間で積み上がった過剰在庫が再び相場の圧迫要因になり、来年度の砂糖相場は弱含みとなり、5セント台を割る可能性もあるとの弱気の見通しを示している。
〔農産流通部〕

NY11推移(現物相場・月平均)
NY11推移(現物相場・月平均)

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