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海外市場の動き[2001年10月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2001年10月]

[NY市場の動き]

【NY市場の動き】

 8月の市場は、強材料としては、
(1) 2001/02年度の EU のビート生産量が作付面積の減少、天候不順により大幅な減産と見込まれていること、
(2) エジプト、イラク等中東諸国が原糖や白糖の買い付けを行っていること
等が挙げられる。
 一方、弱材料としては、
(1) 2001/02年度のブラジルの砂糖生産は増産と見られており、同国の今年の輸出は前年よりハイペースで行われていること、
(2) 2001/02年度のインドのさとうきび生産が当初の減産見込みから前年同に修正されていること 等が挙げられる。
 このような状況下、現物価格は、概ね8セント台の相場で推移し、最高値は24日の9.07セント、最安値が8日の8.46セント、月平均は前月に比べて0.66セント安の8.77セントとなった。
 また、中心限月10月限価格は、最高値は24日の8.29セント、最安値が9日の7.63セント、月平均は前月に比べて0.61セント安の7.95セント、2002年3月限価格の月平均は7.77セント、5月限価格の月平均は7.59セントと先安傾向となっている。
(1) EU の減産により白糖のプレミアムが上昇し、粗糖相場の刺激要因になること、
(2) インドの砂糖生産は増産見込みであるが、世界の砂糖需給は2年連続供給不足の方向にあり、特に EU 等が減産にあること
等から、8月の底入れから反転の機会を伺う展開が予想されると見ている。
〔農産流通部〕