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海外市場の動き[2003年3月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/海外情報


砂糖類をめぐる海外の動き
[2003年3月]

[NY市場の動き]

【NY市場の動き】

 平成15年1月のNY市場は、中盤までは市場に影響を及ぼす材料に欠しく、月前半の1日当たり平均出来高は18,139枚であったが、月後半はファンド筋による3月限から5月限や7月限への乗り換えとみられる取引きや業者筋の買い等により、1日当たり平均出来高は34,968枚となり、月末にかけて活発な取引となった。その結果、月末の現物価格は9セント台、定期価格(3月限)は8セント台に上昇した。
 相場の支援材料としては、
(1) ブラジルの通貨レアルが上昇したこと、
(2) メキシコの減産見通し、
(3) タイのトラック積載重量制限により港湾作業に遅れが出ていること、
(4) 中国の雲南省等における降雪、降霜によりさとうきびの生産に影響が出ていること、
(5) 台湾、バングラデシュ、リビア等消費国による現物購入の動き、
(6) ブラジルのエタノール増産に伴い、砂糖の輸出量が200万トン減少すると発表されたこと
等が挙げられている。
 現在のNY砂糖市場は、ファンド筋の介入によりマネーゲームの様相を呈しているとはいえ、世界最大の砂糖輸出国であるブラジルからの輸出量減少の情報は、市場に対して強いインパクトとなった。1月16日にブラジル農務省からガソリンへのエタノール混合比率を25%から20%に引き下げる情報が発表されると、翌17日の相場は7週間ぶりに高値を付け、推定出来高も前日から11,288枚増加の42,913枚となった。さらに、28日にブラジルの政府筋から、エタノールの増産計画により砂糖の輸出量が前年を下回るとの見通しが発表されると、翌29日の定期相場は約定高値を更新し、出来高も前日から22,493枚増加の54,089枚となった。
 今後の市場動向に関しては、世界最大の輸出国であるブラジルと定期市場におけるファンド筋の動向が注目される。
 ブラジルの事情に詳しいアルコール製造業界関係者は、今回、ガソリンへのアルコール混合比率が引き下げられ、砂糖の輸出量が削減されることとなった背景について、砂糖・アルコール工場が砂糖の生産を優先したことから、アルコールの4月の繰り越し在庫が極端に減少し、供給不足の恐れが生じたためと見ている。
 近年、ブラジルでは、砂糖とアルコールの両方を製造することができるようにアルコール工場に砂糖の製造プラントを追加した、砂糖・アルコール工場が増加していると言われている。ガソリンへのアルコール混合比率は、アルコール関係閣僚(農業省、財務省、エネルギー省及び工業省)による会議で決定され、その混合比率は毎年のように変更されている。今回のアルコール混合比率の引き下げについては、03/04年度のさとうきび生産量が増産見込みとなっていること、通常5月から始めるさとうきび収穫作業を3月か4月に繰り上げて開始する可能性があることから、期間限定と見られている。また、アルコール不足の恐れは4〜5月頃までには解消すると予測されている。
 また、注目を集めているファンド筋の動向については、2月末の3月限納会に向けてポジション整理を進めており、動きは軟化するという見方があるものの、
(1) CRB先物指数が堅調なこと、
(2) ファンド筋は3月限から5月限や7月限への乗り換えを進めていると見られていること、
(3) 米国の商品先物取引委員会(CFTC)が公表した資料によると、1月7日の79,178枚から2月7日には112,896枚に増加していること
等からファンド筋の買いは今後も継続し、現在の高値相場は当分継続するとの見方が多い。
〔農産流通部〕
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