[2005年5月]
【NY市場の動き】
3月のNY市場の定期相場(5月限)は、04/05年度の世界の砂糖需給のタイト感とロシア、インド、中国などの消費国の購入予測から、3月上旬は堅調に推移し、14日には業者筋や思惑筋の買いにより、9.23セントと7週間ぶりの高値をつけた。その後、投機筋の思惑売りによって下げ基調となり、29日には8.52セントと約5ヶ月ぶりの安値をつけたが、04/05年度の供給不足感とロシア、インドなどの主要輸入国からの実需買いが見込まれることから、31日には8.70セントとやや値をもどして終了した。
なお、3月の1日当たりの平均推定出来高は43,505枚(対前月比35%減、対前々月比11%減)となった。
3月のNY市場の現物相場は、定期相場(5月限)と同様の動きで推移した。1日に10.62セントでスタートした後、上旬はやや値を下げたものの堅調に推移し、17日は10.86セントの高値をつけた。その後下げ基調となり、30日には10.30の安値をつけたが、31日は10.55セントとやや値をもどした形で終了した。
NY砂糖市場の動き
〔特産流通部〕