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海外市場の動き[2005年6月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2005年6月]


【NY市場の動き】

 3月後半からの下げ基調を受けた形で始まった、4月のNY市場の定期相場(5月限)は、ファンド筋の5月限りの手じまい売りなどから、4日には8.41セントと04年11月以来5ヶ月ぶりの安値をつけた。5日から7日にかけては、少量の供給不足予想や、主要輸入国のロシアによる安定した買いのほか、インド、中国などからの購入注文の期待感からやや値を戻して推移し、7日には8.66セント(4月の高値)をつけた。しかし8日以降、インドなどの主要国で05/06年度収穫量が回復しているとの見方や、投機筋の多くが5月限りの手じまい売りに出たことなどによって、15日には8.08セントと04年9月以来7ヶ月ぶりの安値をつけた。
 18日以降は、投機筋の売りが一巡したことや、業者筋などの活発な買いによって相場は回復し、29日には8.61セントと値を戻して5月限りの取引を終了した。
市場関係者の今後の相場予想については、「供給不足やロシア、インド、中国などからのまとまった需要が相場を押し上げる」とする見方がある一方、「供給不足は深刻ではなく、主要生産国の収穫量が改善されており、需給逼迫は誇張されている」との見方もなされている。
なお、4月の1日当たりの平均推定出来高は59,935枚(対前月比38%増、対前々月比10%減)となった。
 4月のNY市場の現物相場は、定期相場(5月限)と同様の動きで推移した。1日は10.38セント、4日は10.24セントと3月後半からの下げ基調を受けた形でスタートし、7日には10.37セントとやや値を戻したが、8日以降は下げに転じ15日には9.90セントと安値をつけた。
 18日以降は多少の上げ下げは見られたものの回復気味に推移し、29日には10.40セントの高値で終了した。






NY砂糖市場の動き



〔特産流通部〕
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