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海外市場の動き[2005年7月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2005年7月]


【NY市場の動き】

 4月後半からの上げ基調を受けた形で始まった、5月のNY市場の定期相場(7月限)は、市場関係者の一部に「世界需給は均衡しており、需要の大幅な増加は見込めない」といった弱気な見方が出て、投機筋やファンド筋の売りがあったことから、5日には8.23セントと2週間ぶりの安値をつけた。その後、5月のなかばにかけては新規材料に乏しく、8.4セント台から8.2セント台のレンジで上下を繰り返した。5月後半は、マレーシアなどのアジア・太平洋地域での買い付けのうわさを受け、投機筋や業者筋による買いがみられたことから、薄商いながら相場は上昇し、26日には8.80セントと高値をつけ、8.76セントで5月の取引を終了した。
 市場関係者の今後の相場予想については、「ロシア、インドネシア、中国などの実需買いが予想されることから、相場は堅調に推移する」との見方がある一方で、「ブラジルなどの産地売りによって、上値は抑制される」との見方もなされている。
なお、5月の1日当たりの平均推定出来高は31,314枚(対前月比48%減、対前々月比28%減)となった。

(単位:セント/ポンド)


NY砂糖市場の動き


 5月のNY市場の現物相場は、4月最終週の上げ傾向を受けて、2日に10.45セントの高値をつけたが、その後は下げ基調となり17日には9.89セントの安値となった。
 18日以降は多少の上げ下げは見られたものの回復気味に推移し、26日には10.44セントに戻し、10.32セントで5月の取引を終えた。
〔特産流通部〕
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