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海外市場の動き[2005年9月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2005年9月]


【NY市場の動き】

 6月30日に9.33セントと、6月の最高値をつけて取引を終えたNY市場の定期相場(10月限)は、7月1日に7月の最安値となる9.16セントに値を下げたが、2日から4日にかけての3連休明けの5日には、9.39セントに値をもどした。6日以降7月の中旬にかけては、相場の上げ下げの動きは多少見られたものの、中国、パキスタン、ロシア、インドなどの主要な輸入国の買い注文があったことなどにより、9.3セント台から9.5セント台の間で、上げ基調で推移した。
 7月下旬に入り、旺盛な実需に加え、ファンド筋の潤沢な資金が株から商品相場に移動したことや、原油急騰に伴うエタノール需要の増加を受けて、最大生産国のブラジルでサトウキビがエタノール生産に転用され、同国の砂糖輸出量が減少するとの見方などから相場は続伸し、26日には4年半ぶりの高値となる9.96セントとなった。
 その後月末にかけては、投機筋の利食い売りなどにより、やや値を下げたものの9.83セントで7月の取引を終えた。
 なお、7月の1日当たりの平均推定出来高は38,962枚(対前月比37%減、対前々月比24%増)となった。
 7月のNY市場の現物相場は、定期相場(10月限)と同様の動きで推移した。1日は10.55セントと、6月30日の10.88セントからやや値を下げてスタートしたが、3連休明けの5日は10.77セントに値をもどし、これ以降7月の中旬にかけては、多少の上下の動きは見られたものの、10.6セント台から10.9セント台の間で、上げ基調で推移した。7月下旬に入り、相場は11セント台に乗せ、26日には7月の最高値となる11.29セントとなった。その後月末にかけては、やや値を下げ10.94セントで7月の取引を終えた。





〔特産流通部〕
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