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海外市場の動き[2005年12月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2005年12月]


【NY市場の動き】

 9月下旬に約5年ぶりに11セント台の高値をつけたNY市場の砂糖定期相場(3月限)は、10月に入ってからも一層の上昇基調を強めている。
 3日に11.53セントでスタートした10月の取引は、上旬には高値警戒感からやや値を下げたものの、中旬には原油高を受けて投機筋からの買い注文が集中し、11日には11.84セントと98年以来の高値をつけた。その後は、11セント台後半の取引が続いたが、31日には、投機筋からの利食い売りにより相場は下落し、11.33セントで10月の取引を終えた。
 このようにNY市場の砂糖定期相場が高値で取引を続けている要因としては、原油価格の高騰に伴うエタノール需要の増加により、最大のサトウキビ生産国のブラジルではエタノール製造用にサトウキビを仕向ける割合が増加していることが背景にある。
 一方、10月のNY市場の現物相場は、定期相場(3月限)と同様の動きで推移した。
 12.44セントでスタートした10月の取引は、12セント台後半の取引が続いたが、19日には12.86セントまで値を上げた。しかし、下旬には投機筋からの利食い売りにより相場は下落し、31日には12.40セントまで値を下げて10月の取引を終了した。

 
(単位:セント/ポンド)


NY砂糖市場の動き

〔特産流通部〕


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