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海外市場の動き[2006年6月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2006年6月]


【NY市場の動き】

 4月に入ってからのNY市場の砂糖定期相場(5月限)は、17セントを挟む攻防が続く展開となった。
 1日に18.33セントでスタートした4月の先物相場(5月限)は、4日に18セントを、さらに12日には17セントを割り込み、13日には16.49セントまで続落した。その後、再び上昇に転じたものの、中下旬は17セントを挟む攻防が続き、結局、28日は17.13セントで納会を迎えることとなった。
 一方、4月の現物相場も、定期相場(5月限)と同様の動きで推移した。
 1日に19.28セントでスタートした4月の現物取引は、5日には19セントを、さらに10日には18セントも割り込み、13日には17.37セントまで続落した。その後、再び上昇に転じたものの、中下旬は18セントを挟む攻防が続き、結局、28日は18.19セントで4月の取引を終了した
 なお、4月の現物の平均価格は、3月より1.3%上昇し、18.24セントとなった。
 このように、4月に入ってからの定期、現物相場は、一時的に安定した値動きであったが、世界の砂糖需給がひっ迫基調を強めている状況に変化はない。
 世界の砂糖需給は、経済発展の著しい中国やインドなどアジア諸国を中心に砂糖消費が増大していることや、世界最大のサトウキビ生産国のブラジルでエタノール製造用にサトウキビを仕向ける割合が増加していることなどから、世界の砂糖在庫量は3年連続で減少している。
 なお、南半球に位置するブラジルでは、4月から一部の地域でサトウキビ収穫が開始されたが、サトウキビ生産量とともに、原油高騰を受けてエタノールへの仕向割合についても関係者の注目が集まっている。

(単位:セント/ポンド)



〔特産流通部〕
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