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海外市場の動き[2007年4月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2007年4月]


【NY市場の動き】

1.NY定期相場
  2月のNY市場の砂糖定期相場(3月限)は、ほぼ10〜11セント台での取引が続いた。
  1日に10.63セントでスタートした2月の定期取引は、中旬にかけて供給過剰感によるファンド筋からの売り注文から、10セント台前半の取引が続いた。しかし、その後、月の後半にかけては買い戻しの動きが活発となったことから11セント台に値を戻し、結局28日には11.31セントで3月限の納会を迎えた。

2.NY現物相場
  一方、2月のNY市場の砂糖現物相場は、1日に11.64セントでスタートし、15日には12セント台に回復したものの、その後は、再び11セント台の取引が続き、結局28日は11.66セントで2月の取引を終了した。
  なお、2月の現物の平均価格は、1月より1.9%低下し11.62セントとなった。
  独商品調査会社F.O.リヒトは2月12日、06/07年度の世界の砂糖生産高見通しを前年度比9.1%増の1億6060万トンに上方修正した。前回予想は1億5760万トン。同社は修正の理由を、「世界全体でほぼ理想的な気象条件となった結果」と説明している。
  このうち、てん菜糖は前年度比6.2%減の3620万トン、キビ糖は前年度比14.4%増の1億2440万トンで大幅増となる見通し。
  キビ糖の大幅増産は、アジア諸国で20%以上の生産増が見込まれることによる。
  インドの生産は約2500万トンに達する見通しで、300万トン程度の供給過剰となる可能性があるが、輸出されるのは、これよりはるかに少なくなる見込み。
  中国では国内価格の上昇でさとうきびの作付面積が拡大、天候にも恵まれ生産は1090万トンと前年度の870万トンを大幅に上回る可能性があるという。
  リヒトは、06/07年度の砂糖生産はこれまでの予想を上回るもので、在庫の大幅な積み増しにつながるだろうと指摘した。





〔特産流通部〕



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