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海外市場の動き[2007年8月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2007年8月]


【NY市場の動き】

1.NY定期相場
 6月のNY市場の砂糖定期相場(7月限)は、砂糖生産第1位のブラジルで、さとうきび生産が最高水準に達していることを背景に、2年ぶりの安値となるなどしたものの、その後やや値を戻し6月の取引を終了した。
  1日に9.24セントでスタートした定期取引(7月限)は、6月半ばまでは8セント台の取引が続き、その後は値を戻し29日には9.09セントで7月ぎりの納会を向かえた。

2.NY現物相場
 一方、6月のNY市場の砂糖現物相場は1日に11.09セントでスタートしたものの、6月中旬までは10セント台の取引であった。18日には思惑筋と業者筋の買いにより、11セント台に乗せ、その後11セント台で推移し29日には11.73セントで6月の取引を終了した。
  6月の現物取引の平均価格は、5月より2.5%上昇し11.05セントとなったが、これは前年同月と比較すると32%低い水準である。
  英商品ブローカー、ED&Fマンは6月14日発表した月報で、ブラジル、インドからの供給が重しとなることを理由に挙げ、砂糖相場に弱気の見方を示した。
  同社は「ブラジルでは理想的な収穫状況に恵まれているほか、インドは現在および将来の供給過剰分を輸出しようと取り組んでおり、需給状況からみて引き続き相場に弱気の見方が正当」としている。
  その上で、「次期収穫分からではあるが、インドの粗糖供給が増えることで、粗糖相場は1ポンド=8.00−8.50セントのレンジで取引される可能性が一層高まった」と指摘した。
  ニューヨーク市商品取引所(NYBOT)の粗糖7月限の13日終値は8.45セント。一時約定最安値となる8.37セントをつけた。粗糖相場は今年に入って30%近く下落している。

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き


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