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海外市場の動き[1999年4月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/海外情報


砂糖類をめぐる海外の動き
[1999年4月]

[NY 砂糖市場の動き]


【NY 砂糖市場の動き】

 今月の市場は、(1)オーストラリアが、主要生産地であるクィーンズランド州の北部をサイクロン「ロナ」が通過し、300mmを超える降雨によって洪水が発生し、さとうきびの作付面積約50万haのうち約15万haに大きな被害を与えた、(2)ロシアが、白糖輸入関税を2月16日に45%から25%に引き下げたことを受けて、同国から現物引き合いがあるのではないか、等の支援材料があった反面、(1)ブラジルが、1月、通貨レアルを切り下げたことによって、同国からの大量の砂糖輸出につながるのではとの懸念、また、同国は、74年のオイルショック後、さとうきびを自動車燃料用アルコール製造と砂糖の製造に振り分けていたが、この程、ボリビアから3,000kmの天然ガスパイプラインが開通したことがアルコール生産の減少、砂糖の生産増につながるのではとの懸念、(2)国際砂糖機関(ISO)が発表した月報の中で、今年1月にロシアの港湾に到着した粗糖は25万トン〜27万トンで、同国の月間の輸入需要である40万トン(推定)を大幅に下回っており、相場低迷にも関わらず、昨年購入し過ぎた分の在庫を抱えていることによって、今後、砂糖の輸入が増加する様子はないとの見通しを示した、等の弱材料によって、ファンド筋と思惑筋の活発な売りに圧迫され、期近3月限価格は11年半振りの安値水準にまで下落し、1月のブラジルの通貨切り下げ以来、引き続き軟調に推移した。
 このような状況の中で、2月の現物価格は、最高値が2月25日の7.39¢、最安値が2月11日の6.86¢、月平均が前月に比べて1.40¢安い7.05¢と大幅に下落した。また、期近3月限価格は、最高値が2月2日の6.92¢、最安値が2月26日の6.34¢、月平均が前月に比べて1.18¢安い6.74¢と現物価格同様大幅に下落した。
 このように、2月の市場は大底圏に入った可能性が高いが、今後の市場の動きについて、世界銀行は、(1)ブラジルは、通貨切り下げの影響で大量の砂糖を輸出する可能性があること、(2)最大の輸入国であるロシアは、通貨切り下げの影響で依然需要は低調であること、(3)アメリカとEUは、生産の増加が見込まれること、(4)世界第4、第5の輸入国である日本と韓国は、景気低迷が続き需要増加が期待できないこと、等生産の増加、需要の低迷によって、引き続き軟調に推移するとの見通しを示した。
 また、E・D&F・マン社は、供給過剰や需給要因が改善される兆候がほとんどないことから、今後さらに下落するとの見通しを示す一方、1999/2000年度には、需要と供給に大きなアンバランスが起きそうな要因が無いことから、長期的には相場が回復する可能性もあるとしている。そして、潜在的な強材料は、依然、ロシアの需要動向であると指摘している。
〔輸入農産部〕
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