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海外市場の動き[2008年1月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/海外情報

砂糖類をめぐる海外の動き
[2008年1月]


【NY市場の動き】

1.NY定期相場
 11月のNY市場の砂糖定期相場(3月限)は、9セント後半〜10セント前半での値動きとなった。高値10.15セント、安値9.70セント、平均9.90セントであった。
 1日に9.91セントでスタートした定期取引(3月限)は、6日に原油相場の新たな高騰に幾分触発された投機ファンド筋の買いに上伸し10セント台をつけたものの、12日には、再び薄商いの中、商品相場の全般的な下落を受け、9セント台となり、その後は、9セント後半の取引が続き、30日には9.75セントで取引を終了した。

2.NY現物相場
 一方、11月のNY市場の砂糖現物相場は1日に11.84セントでスタートし、5日には12セント台にのせたものの、13日には再び11セント台となり、その後は概ね11セント台で推移し30日には11.89セントで11月の取引を終了した。
 11月の現物取引の平均価格は、10月より0.3%下降し11.82セントとなったが、これは前年同月と比較すると4.4%低い水準である。
 世界的な供給過剰で既に圧迫されている砂糖相場は、今後数カ月間にさらに下落する余地が残っている。インドからの輸出が重しとなるためだ。インドは今生産年度中にブラジルを抜いて世界最大の砂糖生産国となる見通しで、生産高は3200万―3300万トンと2年連続で過去最高を更新すると予想されている。国連食糧農業機関(FAO)の予測によると、2007―08年度(07年10月―08年9月)の世界の砂糖生産は1億6900万トンに達する可能性がある。これは予想される需要1億5700万トンを約1200万トン上回る水準。インドでは、新たに生産された砂糖の流入で国内価格の低下が予想される。商社サクデンが最新の四季報で「問題はインドが輸出するかどうかではなく、どれだけ輸出するかだ」と指摘した。
 粗糖相場は今年に入って17%下落しているが、アナリストらはインドに加え、ブラジル、タイ、中国、インドネシア、パキスタン、フィリピン、ベトナムからの供給に圧迫され一段の下落もあり得るとしている。あるアナリストは、インドの07―08年度の輸出を200万―240万トンと予想。主な問題はこのうちどの程度がドバイの大規模精製施設に売却されるかだと述べた。同精製施設は今年度に粗糖170万―180万トン前後を購入する見込みだが、調達先を従来のブラジルからインドに全面的に切り替える可能性があるという。
 同アナリストは「砂糖相場はインドの輸出量次第だ。恐らく下落に向かうだろう」と語った。ただ、原油高で砂糖、とうもろこしなどエネルギー関連作物にファンド資金が流入する可能性があるほか、ドル安も相場の下支え要因にはなるとみられる。

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き


【世界の需給関係情報】

1.ISO
①国際砂糖機関(ISO)は11月8日公表した最新月報で、世界の砂糖供給の過剰に減少の兆しが見られないことを明らかにした。世界の生産は消費量を大幅に上回り、輸出可能な砂糖も輸入予想を大きく上回っている。ISOは8月に、世界の砂糖生産余剰を1080万トンと予想していた。

②国際砂糖機関(ISO)は11月16日発表した四半期報告で、2007―08年度の世界の砂糖需給が1110万トンの供給過剰となると予想した。06―07年度は1100万トンの供給過剰だった。
 ISOは「08年9月の年度末まで、需給は引き続き緩む見通し。需給面で上向きの圧力はほとんど予想されない」としている。
 世界の砂糖需給の大幅な供給過剰により、粗糖価格は今年、15%超下落している。
 一方、2008―09年度は砂糖の生産量が減少する一方、消費は拡大し、最近の大幅な供給過剰が解消する公算が大きいとの見通しを示した。また、場合によっては100万トン以下の供給不足もあり得ると指摘した。また、「弱い需給要因に対して価格が07年下半期に回復していることは、国際相場が既に底打ちしたことを意味する可能性がある」との見解を示した。
 また、08―09年度は、世界消費が前年比2.3%増の最大1億6300万トンに達する一方、インドや欧州連合(EU)諸国では生産高が減少する。
 インドでは農家が小麦やイネなど、より価格が魅力的な作物に作付けを転換するため、約4分の1減の2300万トン程度(白糖換算)になると予想。この結果、砂糖供給量は世界全体で800万トン(原糖換算)減少する見込み。EUの生産削減は200万―400万トンに達する見通しを示した。

③国際砂糖機関(ISO)のエコノミスト、ビカラ・ロチャ氏は11月28日、ロンドンで開催中のISO主催の会合で、粗糖の輸入国トップはロシアから欧州連合(EU)に取って代わるとの見通しを示した。
 同氏はこの中で、ロシアの粗糖生産について、生産技術の進歩で単位面積当たりの収量が大幅に拡大していると指摘するとともに、5年後には自給率が約80%に上昇すると語った。
 また、「今年は干ばつのため、生産高は増加しないが、生産高見通しの修正は行われない」と指摘した。
 同国の生産高は現在年産、約360万トン。一方、通関当局によると、今年1―9月の輸入は250万トンで、前年同期比19%増となっている。

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