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海外市場の動き[2008年6月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類情報ホームページ

[2008年6月]


【NY市場の動き】

1.NY 現物相場 ―4月末に急落―
  4月のNY 市場の砂糖現物相場は、14セント台〜12セント台の値動きとなった。月平均値は先月より1セント近く下落した。
  1日に13.30セントでスタートし、9日には、他の商品相場の急伸にあおられた投機筋の買いによって急伸し、3月18日以来の14セント台に乗せ堅調に推移した。しかし、21日には、原油や貴金属など他の商品相場の堅調につられた上伸とは別に、砂糖相場は供給過剰と鈍い需要に苦戦する可能性が大きいとの観測から、再び13セント台に反落し軟調に推移し、30日には今月の最安値である12.98セントへ急落した。

2.NY 定期相場 ―5月限は1セント下落―
  4月のNY 市場の砂糖定期相場(5月限)は、12セント台〜10セント台の値動きとなった。高値12.67セント、安値10.16セント、平均11.85セントであった。月平均値は先月より約1セント下落した。
  1日に11.52セントでスタートした定期取引(5月限)は、翌週の7日には原油や貴金属相場の堅調を受けて上伸し12セント台に乗せ、8日には一時的に11.89セントと値を崩したものの、翌9日には再び反発し、12セント台に回復した。その後は堅調に推移したが、23日には再度、原油先物相場や他の商品相場の軟調や投機筋の大量の売りによって11セント台へ反落し、翌週の28日から月末にかけて10セント台へ急落した。

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き


【世界の需給関係情報】

1.ISO ―08/09年度は供給不足の見通し―
  ISO(国際砂糖機関)のシニアエコニミストのセルゲイ・グドジュニコフ氏は5月7日、ニューヨークで行われた会合で、08/09年度の世界の砂糖供給が不足するとの見通しを明らかにした。ただし、過去2年分の在庫余剰分が大量に残っていることから、その影響は限定的になるかもしれないと述べた。
  また、同氏によると、消費増に対して、主要生産国であるインドでは生産不足になる見通しから、今年度は100万トンから200万トン不足し、同国の砂糖生産量は15%前後減少すると見込まれ、さらに、降雨不足による干ばつなど、天候不順に見舞われれば生産不足は一層拡大する可能性があると述べた。
 
2.USDA ―EUの生産減を予測―
  USDA(米国農務省)の駐ブリュッセル農務官は4月15日、EU(欧州連合)のビートおよびさとうきびを原料とした砂糖生産高が、08/09年度には前年同期(1,770万トン)比約5.2%減の1,680万トンになるとの予測を報告した。
  また、08/09年度のEUの砂糖の輸入も約8.1%減の340万トンと、07/08年度の8.8%減に続いて減少する見込みとなり、同農務官は、06年7月1日から開始された砂糖制度改革が生産減の理由と説明している。

3.F.O.リヒト ―ブラジルの供給不足を懸念―
  F.O.リヒトは、(1)EUの今年のビート作付面積は、前年の165万ヘクタールから140万ヘクタールに減少、(2)平年並みの天候なら砂糖生産量は前年比310万トン減の1,460万トン、(3)2006年に発効したEUの砂糖制度改革では白糖生産量を4年間で600万トン減らす予定だが、既に570万トンに達した、(4)600万トン削減されれば、他作物の耕地を75万ヘクタール拡大できる、(5)ブラジルのさとうきびを原料としたエタノール生産の拡大は、現在の砂糖供給が過剰なため、砂糖価格への影響は限定的だが、砂糖が供給不足に陥れば価格に大きな影響を及ぼすと発表した。

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