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海外市場の動き[2008年9月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類情報ホームページ

[2008年9月]


【NY市場の動き】

1.NY現物相場〜おおむね堅調に推移〜
  7月のNY市場の砂糖現物相場は、13セント台〜15セント台の値動きで推移した。月平均値は先月より1.61セントと大幅に上昇した。
  前月の堅調な相場を受け、1日に15.45セントでスタートし、月前半から月半ばにかけては、原油価格の高騰、主要生産国であるインドが減産見込みであることを背景に実需筋の強い引き合いが相場を支え15セント台で堅調に推移した。月後半からは、原油相場の軟化、投資筋の大量の売りによって17日には14.53セント、22日には13.76セントを記録するなど下降基調に転じて推移したが、その後原油相場の回復、ブラジルでの天候不良による単収減、代替エネルギーであるエタノール需要の増加が見込まれることなどを背景に投機筋や実需筋による大量の買いが入ったことにより、一転して、25日には、14.18セントを記録し、その後も14台を維持し、30日には15.00セントを記録し、15セント台に回復するなど月末は上昇基調となった。
 
2.NY定期相場〜月半ばは軟調に推移するも、月末には上昇基調へ〜
  7月のNY市場の砂糖定期相場(10月限)は、12セント台〜13セント台の値動きで推移した。月平均値は先月より2.41セントと大幅に上昇した。
  1日に13.72セントでスタートした定期取引(10月限)は、月前半は、ブラジルでのエタノール製造の拡大、実需筋の安定した需要増などを背景に13セント台で堅調に推移した。月半ばになると、原油相場の下落に追随した他の商品相場の下落、潤沢な在庫による供給過剰の懸念を背景に投機筋の売りが圧迫要因となり、17日には12.71セントを記録し、その後も12セント台で軟調に推移したが、30日には13.40セント、31日には13.93セントを記録し、13セント台に回復するなど月末は上昇基調となった。

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き


【世界の需給関係情報】

1.USDA
  USDA(米国農務省)は、同国の08/09年度の砂糖需給見通しについて、生産量は前年度に比べ甘しゃ糖が3%増加するものの、てん菜糖が11%減少すると予測されることから、4%減の710万トンと見通している。一方、消費量は前年度に比べ1%増の972万トン、輸入量は前年度に比べ3%減の204万トンと見通している。
  また、09/10年度の砂糖需給見通しについて、生産量は北部のてん菜産地における小麦への転作が進んでいることから減少が見込まれるものの、消費量はとうもろこし価格の高騰に伴う異性化糖価格の上昇により、砂糖への需要転換が加速すると予測されることから、前年度よりさらに増加すると見通している。
 
  USDAのキーナム次官は、8月6日、ASA(米国砂糖連盟)主催の国際甘味料シンポジウムで、ジョージア州ポートウェントワースにある全米の生産能力の10%を占めるインペリアル・シュガー社の製糖工場で2月7日に起きた爆発事故による影響を緩和するため、30万トンの精製糖の輸入を認める方針であることを明らかにした。
 
2.F.O.リヒト
  F.O.リヒトは、7月7日、07/08年度の世界砂糖生産量が前年度の1億6,600万トンから1億7,000万トンに増加する見通しを明らかにした。
  また、08/09年度は、300万トン減少し、04/05年度以来の生産減と見通している。
 
3.サクデン社
  イギリスの砂糖商社サクデン社の最新の報告書によると、ブラジルのさとうきび主産地である中南部地域の7月1日時点での収穫量が、1億4,050万トンと前回予想より下方修正したものの、前年同期を4%上回っていることを発表した。
  また、この時点で収穫されたさとうきびのうち、エタノール向けが61%、砂糖向けが39%となっていることも述べている。
 
4.キングスマン社
  スイスを拠点とする砂糖商社のキングスマン社は、7月10日、08/09年度の世界の砂糖需給見通しが、ブラジルでさとうきびがバイオ燃料向けエタノール生産に振り向けられていること、インドでさとうきび作付面積が縮小していること、アメリカでてん菜生産量が減少見込みであることなどによって、この1〜2ケ月間でひっ迫してきたとの見方を明らかにした。


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