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海外市場の動き[2009年12月]

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最終更新日:2010年3月6日




[2009年12月]


【NY市場の動き】

1.NY現物相場

〜21セント台後半から24セント台前半を推移〜

 10月のNY市場の砂糖現物相場は、21セント台後半〜24セント台前半の広いレンジの中の値動きで推移した。月平均値は先月より0.13セント高と7カ月連続で上昇し、23.24セントとなった。

 1日に24.34セントでスタートした相場は、投資ファンドや投機筋の手じまい売りに押され値が下がり、12日には月間最安値の21.62セントに急落した。その後ブラジルの供給不足やインドの堅調な需要に加え、ドル安などに押され、再度上昇基調で推移し、24セント台まで押し上げられた。

 下旬になると、市場は、ドルが対ユーロの安値から1年2カ月ぶりに回復するなどのドル高やインド政府当局者による来年度(10年10月〜11年9月)の生産拡大予想の報などを受け、投資家らの売りにより、22セント台前半で推移した。

2.NY定期相場

〜20セント台後半から24セント台前半を推移〜

 10月のNY市場の砂糖定期相場(1月限)は、20セント台後半から24セント台前半の広いレンジの中の値動きで推移した。月平均値は先月より0.33セント高と7カ月連続で上昇し、22.58セントとなった。

 1日に、24.11セントの高値でスタートした相場は、投資ファンドや投機筋の手じまい売りに押され、4日連続で値下がり、9日には2カ月ぶりの安値20.68セントで終了した。その後ブラジルの大雨に伴う収穫の遅れによる供給不足やインドの堅調な需要に加え、ドル安などに押され、再度上昇基調で推移し、23セント台後半まで押し上げられた。

 下旬になると、市場は、ドル高やインドの来年度の生産拡大予想の報などを受け、投資家らの売りにより、22セント台前半で推移した

 

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き

(参考)ニューヨーク砂糖現物価格の年別推移


【世界の需給関係情報】

1.ザーニコフ社

 イギリスの砂糖商社ザーニコフ社は10月19日、ブラジル中南部の09/10年度の砂糖生産予想見通しを、大雨の影響により従来予想の2920万トンから2820万トンに下方修正した。

 また、同社は、ブラジルの砂糖業界はさらなる生産の拡大を行おうとしているが、同国の生産の端境期には世界の砂糖需要を支えることができなくなることが明らかになりつつあると警告している。


2.ISO

 ISO(国際砂糖機関)のバロン事務局長は10月20日、ブラジルで行われた会合で、同国の砂糖価格上昇への反応は他の諸国と比べて遅れているとの見方を示した。その理由として、同国の製糖工場はすでにフル稼働に近い状態で操業しているが、信用収縮の影響を受け、事業拡大への投資を縮小したことを挙げている。

 また、同事務局長によると、同国の製糖工場の負債額は、推計で過去最高の220億ドルに達しているとの見方を示した。一方、金融機関は、2008年下半期に融資を凍結していたが、その後、財務内容が健全な製糖工場向けに限り融資を再開している。

 さらに、同事務局長は、同国の調査会社ダタグロ社が、10/11年度に15カ所の新工場が生産を開始することを確認していると述べた。なお、10/11年度年度以前の3年間では、一年度当たり平均で26カ所の新工場が稼働を開始している。


3.F.O.リヒト

 F.O.リヒトの商品アナリストのステファン・アーレンブロック氏は11月4日、09/10年度の世界砂糖需給見通しについて、供給不足数量を08/09年度の990万トンから500万〜700万トンへ縮小するとの見通しを示した。

 また、同氏は、09/10年度に供給不足幅が縮小する理由として、インドで砂糖の生産増加が見込まれることを挙げており、インドの砂糖生産量は09/10年度は約1850万トン、10/11年度は約2400万トンとの見方を示している。なお、同社のアナリストが、09/10年度の世界砂糖需給見通しについて見解を示したのは初めてである。


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