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地域だより[2003年5月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報

地域だより
[2003年6月]

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大阪事務所


関西砂糖特約店協同組合が講演会を開催

 5月16日(金)、関西砂糖特約店協同組合は、大阪市中央区のハートンホテル南船場において、第48期通常組合員総会を開催し、総会終了後、同ホテルにおいて講演会を開催した。
 講演会は、関西地区の特約店から47名、代理店及び精製糖企業から33名、合計80名が参加のもと、農林水産省特産振興課の折原直課長補佐を講師に招き、「砂糖・甘味資源作物をめぐる事情」 及び 「WTO農業交渉の状況」 について行われた。
 折原課長補佐は、まず、「砂糖・甘味資源作物を巡る事情」 については、砂糖の国内需給・内外価格差、糖価調整制度の仕組み、国内産糖の生産の状況等ついて説明し、次に 「WTO農業交渉の状況」 については、WTO農業交渉のスケジュール、交渉における各国の主張等ついて説明を行った。
 この講演は、配布された資料に沿って行われ、用語の解説等を含め、大変分かりやすく、特約店組合加盟の企業の方々の日頃の営業活動においても大いに参考となる講演会であった。
大阪事務所福岡事務所那覇事務所

福岡事務所


収量アップへ向けて 「さとうきび通信」 を発行

 鹿児島県沖永良部農業改良普及センター(早崎東内所長)では、平成15年2月から沖永良部島、与論島のさとうきび栽培農家全戸を対象に、さとうきびの増産につなげてもらうことを目的として、栽培管理のポイント等をわかり易く解説した機関紙 「さとうきび通信」 を作成・発行し、両島各地区の区長(各集落の世話役)などを通じて3千5百部配布を行なった。
 同通信の発行に至った背景は、沖永良部島、与論島の基幹作物であるさとうきびの生産量が、近年、農業従事者の高齢化に伴う労働力不足などにより減少傾向で推移する中、特に沖永良部島では、甘しゃ糖工場の採算ラインとされる5万3千トンを3年連続で割り込むなど大変厳しい状況が続いており、さとうきびの増産に向けて地元関係者一体となった取り組みが急務となっていることから、同センターをはじめ、沖永良部さとうきび生産対策本部(本部長・井上吉偉JA知名町組合長)、与論町糖業振興会(会長・南政吾与論町長)が共同で発行したものである。
 同通信No.1の内容は、春植え栽培や株出し管理のポイントについて、カラー写真・図表を使用し、誰にでもわかり易く、かつ、読み易い内容に仕上がっており、農家から好評を得ている。
 同センターでは 「今後、年間8回程度、さとうきび栽培の主要な作業時期に、同通信の続編を作成・発行する予定にしており、農家の皆さんに栽培管理の要点を踏まえてさとうきび作りに励んで頂き、沖永良部、与論両島のさとうきびの増産につなげてもらいたい」 と引き続き、農家と連携を図りながら、営農技術面の支援を行う考えである。

さとうきび通信
さとうきび通信






佐賀県立宇宙科学館で「菓子の世界」展を開催

 佐賀県武雄市の佐賀県立宇宙科学館において平成15年4月29日(火)から6月1日(日)までの間、企画展 「菓子の世界〜人にとって甘味とは〜」 が開催され、家族連れなど多くの来場者で賑わった。同展は菓子の歴史を追いながら、菓子の甘味を作り出している砂糖を中心に取り上げ、その製法や用途、身体と糖の関係の紹介と併せて異国の文化と融合した佐賀独特の菓子の紹介等を目的としたものである。
 展示は、砂糖が製造される前に草花や果物の甘味を砂糖代わりとしていたことを紹介する 「遠い昔の菓子」、砂糖の製法と種類を紹介する 「砂糖の発見と発展」、西洋菓子を全国に広めた江崎グリコ(株)、森永製菓(株)(共に創業者が佐賀県出身)を紹介する 「西洋文化との融合」、さまざまな糖類の紹介と身体と砂糖の関係を解説した 「身体と糖」、子供ばかりでなく大人も楽しめる懐かしい 「菓子のおまけ」、佐賀は肥前の国として昔から独自の菓子を作り出してきたことから 「佐賀の銘菓」 などに分けて工夫を凝らして行われた。
お菓子の家
お菓子の家
 また、同展の開催に合わせ同館1階ホールに 「お菓子の家」 が展示された。これは佐賀県立佐賀農業高等学校食品産業科に制作依頼したもので、木製の土台に縦30cm、横50cmに焼いたクッキーを1枚ずつ張り合わせて作られた。屋根や壁に使ったクッキーは約600枚で、そのクッキーには、虫除けに香りの強いシナモンが使われた。「お菓子の家」 は高さ、奥行きともに約3mあり、子供も大人も中に入ることができる大きさで、開催期間中は特に子供達の人気を集めていた。
 また、佐賀県では見る機会の少ない砂糖の原料である 「てん菜」、「さとうきび」 の実物や模型の展示が行われた他、「佐賀の銘菓」 の展示の中で、珍しく貴重な 「砂糖菓子」 が展示された。この 「砂糖菓子」 はポルトガルから伝来した細工菓子の技法により、鯛や鶴亀などの形に細工され、婚礼などの祝い菓子として珍重された。現在作られることはほとんどないが、今回の展示の為に佐賀県菓子工業組合の協力で特別に再現されたものである。
 なお、当事業団は同展の協賛団体として 「てん菜」、「さとうきび」 の模型、砂糖の働き、砂糖と健康等について解説した展示パネル、ビデオ、パンフレットの提供を行った。
「砂糖菓子」を再現
「砂糖菓子」を再現
大阪事務所福岡事務所那覇事務所

那覇事務所


平成14/15年期(第27回)沖縄県さとうきび競作会表彰式

 4月30日(水)に那覇市のJAおきなわ南風原支店ホールにおいて、さとうきび糖業関係者多数出席のもと、平成14/15年期(第27回)沖縄県さとうきび競作会表彰式が行われた。
 さとうきび競作会は、「さとうきびの日」(昭和52年に創設され、以降毎年4月の第4日曜日としている。)関連行事の一環として(社)沖縄県糖業振興協会の主催で毎年行われており、昭和51/52年期から数えて27回目である。
 競作会の審査は、県内各地区(沖縄本島北部、中部、南部、宮古、八重山)ごとに市町村、JA、製糖工場等担当部署からの推薦を受けて、各地区のさとうきび生産対策協議会が中心となっての予備審査の後、各地域の優秀な出品物の全刈り審査が行われる。その後、各地区の審査調査資料に基づいて、春植え、夏植え、株出しの各作型1位、多量生産1位について審議、決定される。
 平成14/15年期のさとうきびの生育期間については、8月に干ばつの影響があり、また、9月上旬の台風が沖縄本島北部地域を中心に久米島地域にも甚大な被害をおよぼし、特に北部地域からは競作会へ出品できないほど影響があった。全般的に八重山地区以外はどの作型も不作の年であった。
 ここでは、今回表彰された方々の中から、春植え、夏植えの各作型部門、多量生産部門で上位を受賞した3名と生産法人をそれぞれ紹介する。このうち春植え部門1位の砂川恵信氏は、沖縄県1位となり、農林水産大臣賞の栄誉に輝いた。沖縄県2位の前嵩西(まえたけにし)久氏は農林水産省生産局長賞を受賞した(今回株出し部門は該当者なし)。

表彰農家の紹介
(さとうきび競作会審査結果講評の一部抜粋)

沖縄県1位・春植え部門第1位
砂川 恵信 氏 (宮古島 下地町)
【農林水産大臣賞受賞】
(1)栽培品種 NiF8(農林8号)
(2)糖度 15.0度
(3)10a 当たり甘しゃ糖重量 2,366kg
(4)10a 当たり収量 11,160kg
 砂川氏は農業経営年数約50年の優良農家である。
 長年家電製品販売業を経営する傍ら、さとうきび作を行ってきたが、平成7年に娘婿と嫁に家電販売業を任せ、さとうきび生産のみに取り組むようになった。牛糞堆肥や鶏糞の投入及び緑肥等による土づくりを積極的に行い、栽培技術の向上、病害虫防除も徹底的に行い、さとうきび栽培指針を遵守し、畦幅125cmで栽培し、高品質、多収栽培を実証した。今後もより一層の高品質(基準糖度以上)で多収量のさとうきび生産を目指すとしている。

沖縄県2位
前嵩西(まえたけにし) 久 氏 (石垣島 石垣市)
【農林水産省生産局長賞受賞】
(1)栽培品種 NiF8(農林8号)
(2)糖度 13.5%
(3)10a 当たり甘しゃ糖重量 2,278kg
(4)10a 当たり収量 11,940kg
 10a当たり収量は砂川氏を上回ったものの、甘しゃ糖重量の差で惜しくも2位となった。会社勤めをしながら兼業農家として約40年農業に従事し、定年後は夫婦でさとうきび栽培に専念しながら現在に至っている。
 栽培管理等は自己所有の農業機械を効率よく活用している。今後は、経営面積を維持しながら、土づくりや、地域や土壌にあった品種を選定し、さらに品質及び単収のアップにつとめるとしている。

夏植え部門1位
宜野座(ぎのざ) 仁英 氏 (本島南部 糸満市)
(1) 栽培品種 NiF8(農林8号)
(2) 糖度 15.2%
(3)10a 当たり甘しゃ糖重量 2,080kg
(4)10a 当たり収量 13,686kg
 農業に携わり30年になる。タクシー運転手との兼業であったが、10年前より専業でさとうきび作を行っている。主に1人で経営しているが、収穫期などの繁忙期は家族が手伝っている。植え替え時は緑肥、堆肥を入れる等の工夫をし、土作りを行っている。収穫方法は主に手刈りであるが、一部ハーベスター等の機械を利用している。今後は後継者もいることから、農林8号、10号を中心に経営面積を増やしていく予定である。

多量生産部門1位
農業生産法人サザンファーム
           (西表島 竹富町)
さとうきび生産量 1,033,075kg
 サザンファームは、親子3人の経営で、さとうきび作付け面積28ha、水稲5haの複合経営を展開している農業生産法人である。さとうきびの平均単収9.5tは全県平均に比べてもかなりの高単収である。苗づくりを自ら行い、適期肥培管理を基本に高単収安定生産を実践している。
授賞式の模様
授賞式の模様
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