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地域だより[2007年2月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報

地域だより
[2007年2月]

●福岡事務所 ●宮崎出張所




福岡事務所


平成18/19年期における鹿児島県の各社製糖工場の操業状況について

  鹿児島県における平成18年産甘しゃ分みつ糖工場(6社7工場)の操業は、平成18年12月5日に開始した新光糖業(種子島)を皮切りに各社とも順次開始し、平成19年4月をもって製糖を終了する予定となっている。各製糖工場の操業予定期間および収穫状況等のコメントについては別表のとおりである。

  今期は、干ばつに見舞われた地域もあったが、台風による被害が比較的少なく良好な天候が続いたことなどにより、さとうきびの収穫量は昨年産に比べ増加し、また、歩留りも高くなる見込みである。

  なお、日本甘蔗糖工業会によると、平成18年産(平成18年12月4日現在)のさとうきび生産量は54万2千トン(前年産比3%増)、歩留りは12.43%(前年産比0.62%増)、産糖量は6万7千トン(前年産比8.6%増)の見込みとなっている。 (山崎)

製造事業者名
工場名
操業開始日
操業終了日
コ メ ン ト
平成18/19年期(予定)
平成17/18年期
平成18/19年期(予定)
平成17/18年期
新光糖業
中種子工場
H18.12.05
H17.12.12
H19.04.18
H18.05.02
今期キビの作付け面積は2.298haで対前年比△51haの減少。要因として高齢者・病気等による廃作農家の増加で廃作農家の農地は主にイモ畑に転換される。キビの生育状況は、気温・雨量・日照時間とも気象条件に恵まれ、とりわけ台風の影響を受けなかったことがキビの生育に好結果をもたらしている。
富国製糖
奄 美工場
H19.01.11
H18.01.12
H19.04.03
H18.04.03
生育旺盛期に近年経験したことのない長期の干ばつを受け、潅がい施設のない約60%の地域が大きな被害となった。また、畑かん用ダムも後半は送水停止を余儀なくされることなどから、10a当たり収量の減が見込まれる。
生和糖業
喜 界工場
H18.12.13
H17.12.21
H19.03.29
H18.04.06
台風の被害もなく順調に生育し、Bxも前年並である。収穫面積1080ha、単収7711kg/a、圧搾予定量 71,000t、歩留り13.5%の見込みである。
南西糖業
 
伊 仙工場
H18.12.19
H17.12.22
H19.04.11
H18.04.09
台風被害が少なく、生育状況も良く、昨年と比べ収穫量も増加する見込み。伊仙工場、徳和瀬工場ともに年内に操業を開始し、製糖終了日は前年より2日ほど早まる予定。 
徳和瀬工場
H18.12.19
H17.12.22
H19.04.11
H18.04.09
南栄糖業
和 泊工場
H19.01.08
H18.01.08
H19.03.26
H18.03.21
さとうきびの生産量は平年値より下回ってるが、Bxが高く、例年にない高糖度となっている。
与論島製糖
与 論工場
H19.01.06
H18.01.11
H19.03.19
H18.03.16
2年連続の長期干ばつの影響で、当地域の75%を占める株出の生育が平年の84%となり、10a当たり収量の減が見込まれる。

福岡事務所宮崎出張所




宮崎出張所


宮崎の師走の風物詩「さとねり」

 宮崎県日南市風田地区の師走の風物詩である「さとねり」が12月1日から開始された。
「さとねり」は江戸時代末期から続いている手作業で作られる黒砂糖のことである。同県内の9戸の農家で収穫されたさとうきびが「さとごや」と呼ばれる小屋に運び込まれ、生産農家や近所の人が協力して、甘い香りと白い蒸気の立ち込める「さとごや」で8日まで夜通し作られる。

 「さとごや」とは、黒砂糖を作る小屋のことで、同県には昔多くの「さとごや」があったが、今では風田製糖組合に残るだけとなってしまった。

 「さとねり」の製法は、220リットルの桶に汁がいっぱいになるまで約1時間かけてさとうきびを搾り、次に直径約1メートルの釜に移して、登り窯に薪を焚き、お玉杓子一杯の貝灰を入れて不純物を取り除きながら約4時間煮込む。その後、不純物が取り除かれた三つ目の釜の煮立つ音が「ボトボト・・・」と聞こえ出したら、竹の棒を使って一気に練り上げる。この練り込み作業が「さとねり」の語源とされており、最後に、「かめ」に移し冷やして箱に詰められ、さとうきびを搾ってから出来上がるまでに6時間が費やされる。

 このようにして出来上がった黒砂糖自体も「さとねり」と呼ばれ、主に贈答品として人気が高く、12月中旬ぐらいには、ほぼ県内で販売先が決まるそうである。
同組合代表長鶴浅生氏(74歳)は、「焦がさないように練ることと火を落とすタイミングが難しい、長年の経験が必要である」また、「体が続く限りこの風田地区の伝統製法の「さとねり」を守っていきたい」と語ってくれた。

 全国的に見ても珍しい黒砂糖作りである「さとねり」は、宮崎県を代表する伝統的な技術として残り続けることを願う。(寺西)

さとごやの外観
収穫されたさとうきび
   
さとうきびを絞る様子
さとうきびの絞り汁
   
煮込み釜
登り窯
   
さとねりを冷やすかめ
箱詰めされた「さとねり」

福岡事務所宮崎出張所









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