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地域だより[1999年3月]

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最終更新日:2010年3月6日

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地域だより
[1999年3月]
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札幌事務所



○平成10年産てん菜生産実績調査

 北海道農政部は、1月14日に平成10年産てん菜の生産実績を発表した。
 それによると、生産量は416.4万トンで、3年産の411.4万トンを上回り過去最高を記録した。春先の好天により初期生育が良く、その後も天候に恵まれ、9月以降の高温多雨により、ha当たり収量は、過去最高の59.49トン/ha(3年産57.23トン/ha)となったことが、大きな要因となった。
 一方、てん菜の品質の尺度ともいえる平均糖分は、秋口から収穫期にかけて雨の多い気象が影響して、前年産を1.0ポイント下回り16.6%となった。
 10年産の産糖量は、糖分の低下で収穫量の割には少ないが、3年産以来7年ぶりの高水準に達する見込みである。

平成10年産てん菜生産実績調査
(平成11年1月14日)
平成10年産てん菜生産実績調査
※資料:北海道農政部

○高品質てん菜づくり講習会の開催

 北海道てん菜協会主催による、平成10年度高品質てん菜づくり講習会が2月1日から全道4ヵ所で開催された。
 この講習会は、広く農業各般の知識を得るとともに、より一層の栽培技術の向上に努め、高品質で安定的なてん菜の生産を図り、さらには輪作体系を保持して北海道畑作農業の発展に寄与することを目的に、例年、雪に覆われる2月初めに生産者等を対象に開催され、今年で11回目となる。

 開催の日時と場所
  2月1日(月)   池田町    田園ホール
  2月2日(火)   女満別町   女満別町研修会館
  2月3日(水)   美深町    美深町文化会館
  2月4日(木)   千歳市    千歳市農民研修センター
  ※開会AM10:00〜終了PM3:30

 講習内容は、「てん菜及び砂糖を巡る情勢」「てん菜新技術紹介」「てん菜作付けを中心とした畑地の問題と改善対策」「てん菜栽培のポイント」「生産者によるてん菜栽培優良事例の紹介」などとなっており、今回、2月1日〜2日には、農林水産省食品流通局砂糖類課総括・総務班の松原課長補佐、2月3日〜4日には、農林水産省農産園芸局畑作振興課糖料班の藤井てん菜係長から「てん菜及び砂糖を巡る情勢」の演題で、特別講演も行われた。
 4会場における生産者を含めた関係者の出席者数は880名に及んだ。
 なお、当事務所職員は、2月3日(水)に美深町文化会館での講習会に出席した。
 
講 師<会場ごとに講演分担> (敬称略)
農林水産省食品流通局 砂糖類課 課長補佐松原 明紀
農林水産省農産園芸局 畑作振興課 てん菜係長藤井 雅弘
道立中央農業試験場 環境化学部長沢口 正利
道立中央農業試験場 生産基盤科長横井 義雄
道立北見農業試験場 主任研究員今野 一男
道立十勝農業試験場 てん菜特産課 研究職員梶山  努
道立北見農業試験場 作物課 研究職員大波 正寿
道立十勝農業試験場 主任専門技術員佐藤 英夫
道立北見農業試験場 主任専門技術員飯田 修三
道立上川農業試験場 総括専門技術員服部  洋
道立中央農業試験場 主任専門技術員佐藤 允信
帯広市豊西町  てん菜生産者福田 國夫
斜里郡清里町向陽 てん菜生産者岡本 勝道
中川郡美深町辺渓 てん菜生産者十亀 孝宣
千歳市東丘 てん菜生産者清水 利一

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名古屋事務所



○石川県菓子文化会館オープン

 石川県菓子工業組合(日根野栄蔵理事長)は、石川県の菓子文化のさらなる発展と向上を目指し、平成10年11月に金沢市尾張町二丁目の旧森八本社建物内に「石川県菓子文化会館」(写真1)を開設した。会館開設は、「金沢菓子博’94」の成功を契機に組合員間に建設の気運が盛り上がり、石川県の菓子文化を広く一般にPRする常設施設を持ちたいという、組合員の長年の願いが叶ったものである。
 当会館は、敷地面積1,111.41u、建築面積833.76u、延床面積3,326.36uの地上4階、地下1階建の立派な建物で、同組合が運営している。1階は石川県名産品販売の店舗が集まる「美味村びみむら」、2階は、同組合事務所のほか、「常設ギャラリー」(写真2)を新設。3階は、組合員が菓子の試作や講習会を開くことができる「菓子研修工房」(写真3)、4階は、多目的に利用できる「菓子文化会館ホール」となっている。
 2階の常設ギャラリーでは、日本の歴史と菓子のエピソードを紹介する「伝統と菓子」、地元石川県の生活に関わりの深い菓子を紹介する「生活と菓子」や菓子で花鳥風月をかたどった「工芸菓子」のコーナーが設けられているほか、訪れた人のために職人が和菓子作りを実演する「和菓子バー」や県内の銘菓を販売している「加賀能登菓子小路」などが常設されている。また、3階の「菓子研修工房」では、後継者の育成をねらいとして調理設備一式が整えられている。今後は、一般消費者のための菓子作り教室などとしても開放していく予定もあり、将来的には北陸全体の菓子職人の訓練校を併設する夢も持っているとのことである。

石川県菓子文化会館(入場無料)
 〒920−0902
 金沢市尾張町2丁目12番1号 Tel076−221−8366
 開館時間:午前9:00〜午後4:30
 休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌木曜日)

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大阪事務所



○平成11年度第1回関西砂糖流通懇談会の開催

 平成11年度第1回関西砂糖流通懇談会が、1月20日(水)、大阪砂糖会館で開催された。本会は、関西五日会(関西地区の精製糖メーカー4社の他、関西地区の営業所を設置する精製糖メーカー5社で構成される。)、関西砂糖代理店会(関西地区の砂糖販売代理店(商社)10社で構成される。)及び関西砂糖特約店協同組合(関西地区及び四国地区の砂糖特約店54社で構成される。)の3者によって組織され、関西砂糖特約店協同組合理事長布袋正(ほていまさし)氏((株)平野屋代表取締役社長)が主宰し、事務局を(株)大阪砂糖会館(事務局山野勤氏、長富宏子氏)内に置き、3者の代表を定期的に招集して開催されている。
 平成11年度第1回関西砂糖流通懇談会の主な議題は、次のとおりである。
 平成10年12月度の砂糖の販売実績を中心に各会から報告がなされた。

●関西五日会(幹事:台糖(株))
(1)平成10年12月度販売実績
 対前年同月比90〜100%。各社若干バラツキはあったが、平均して対前年同月比97%。小袋は相変わらず不振だが、大袋、その他でカバー。
(2)平成11年1月度販売計画
 各社対前年同月比96〜97%で計画。

●関西砂糖代理店会(幹事:丸紅(株))
(1)平成10年12月度販売実績
 対前年同月比92〜99%。各社にバラツキがあるものの、11月度よりは良かった。
(2)平成11年1月度販売計画
 各社対前年同月比97%を中心に計画。
(3)マルハ(株)は、砂糖事業の合理化・効率化を図るため、砂糖事業部門を分離独立、「(株)パールエース」を設立。平成11年2月1日から営業を開始することに伴い、マルハ(株)の退会後新たに会員となる運び。

●関西砂糖特約店協同組合
(1)市場改善委員会
 10月27日、日本経済新聞記者と糖価の今後の状況等について定例懇談。11月24日、関西五日会との合同委員会を開催、メーカー建値、製造コスト等の問題について懇談。
(2)市場研究委員会
 平成10年12月度の販売実績は、11月度に比較して良かった。上白糖が漂白された白さであるとの誤解が依然として多い。「お砂糖”真”時代」の活動として消費者に安全な自然食品であることをさらにアピールしてはどうか。

 関西地区の精製糖メーカー、代理店及び特約店の平成10年12月度販売実績は、景気の低迷等の影響からか、若干前年割れとなっているが、同年11月度に比較すると年末需要もあって好転したようである。

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那覇事務所



○平成10年産沖縄県産甘しゃ糖の製糖歩留り(平成11年1月末現在)

 日本分蜜糖工業会の調査によると、10年産沖縄県産甘しゃ分蜜糖の平成11年1月末時点における製糖歩留りは、10.05%と例年同時期に比較して低い水準となっている。
 さとうきびの品質取引が開始されて6年産以降、甘しゃ糖の生産量が最低となった8年産に比較しても甘蔗糖度及び歩留りがともに0.4ポイント程度低くなっている。また、さとうきびの品質がやや良かった9年産と比較した場合、甘蔗糖度、歩留りとも1.9ポイント程度低い水準となっている。
 この要因の一つとして、12月から1月にかけて全般的に曇雨天の日が多く、平年に比べ降水量が非常に多く気温もかなり高めに推移したことが、さとうきびの登熟に悪い影響を及ぼしたものと考えられている。これに加えて、6月から8月の干ばつと10月の台風10号による塩害の影響を受けた宮古島及び石垣島地域は、産糖量が好調であった9年産に比べて、甘蔗糖度及び歩留りがともに極端に低い水準になっている。
 今後は、天候に恵まれさとうきびの登熟が進むことが期待されている。

10年産1月末現在の製糖歩留り等
10年産1月末現在の製糖歩留り等
(日本分蜜当工業会調査資料より)

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