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平成11年4月〜9月における砂糖の流通調査結果

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報


事業団から
[2000年7月]

 この調査は、当事業団が行っている「砂糖の販売量調査」及び「砂糖の需要動向調査」の平成11年4月〜9月分を取りまとめたものです。
 なお、時系列データについては統計資料編を参照下さい。
企画情報部


I 代理店の販売量調査結果(平成11年4月〜9月)
II 特約店の需要動向調査結果(平成11年4月〜9月)


・ 代理店の販売量調査結果(平成11年4月〜9月)

 平成11年度4月〜9月の砂糖及び液糖の販売量は、砂糖が約97万5,000トンであり、前年同期と比べると約1万5,000トン(1.6%)の増加となった。また、液糖は約13万0000トンで、前年同期と比べると約700トン(0.6%)の微減となった。
 砂糖のうち精糖は約74万6,000トンで、前年同期と比べると約1万9,000トン(2.6%)増加している。糖種別に前年同期と比べてみると、上白糖は約9,000トン(2.4%)の増、グラニュー糖は約5,000トン(1.9%)の増、その他の糖は約5,000トン(4.9%)の増となった。ビート糖は約22万9,000トンで前年同期と比べると約3,000トン(1.5%)減少している。糖種別に前年同期と比較してみると上白糖は約600トン(3.3%)の増、グラニュー糖は約4,000トン(1.9%)の減となった。
 精糖におけるグラニュー糖は4〜6月までは無糖の紅茶やニアウォーターの売れ行きが伸びたものの、加糖飲料はあまり芳しくなかったが、7〜9月にかけては予想を上回る猛暑が続いたため、清涼飲料全体の売れ行きが好調で昨年より伸びたものとみられる。一方、ビート糖はコーヒー飲料の容器の小口化等により、減少したものとみられる。










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・ 特約店の需要動向調査結果(平成11年4月〜9月)

糖種別用途別販売数量
1)砂 糖
 前年同期と比べると、ビン詰・缶詰・ジャム等向け、調味料向け、スーパー向けがそれぞれ10.7%、8.2%、2.6%増加し、漬物・佃煮・水産練製品向け、清涼飲料向け、菓子類向けがそれぞれ6.4%、2.3%、1.2%減少した。全体では、昨年とほとんど変わらなかった。ビン詰・缶詰・ジャム等向け、調味料向け、スーパー向けの増加は、外食を減らし、家庭での調理が増えてきたためではないかとのことである。一方、菓子向けの減少は、長引く景気低迷から企業の交際費が縮小した結果、ギフト用の菓子の売り上げが落ち込んでいることが要因ではないかとみられている。
2)液 糖
 前年同期と比べるとビン詰・缶詰・ジャム等向け、漬物・佃煮・水産練製品向け、調味料向けがそれぞれ32.9%、19.5%、16.9%増加し、乳製品向け、二次卸店向け、清涼飲料向け、菓子類向けがそれぞれ9.2%、8.2%、5.2%、1.1%減少し、全体では0.9%の微増となった。
3)異性化糖
 前年同期と比べると、二次卸店向け、ビン詰・缶詰・ジャム等向け、パン類向け、清涼飲料向けがそれぞれ32.1%、16.5%、7.1%、6.5%増加し、乳製品向けが13.2%減少し、全体では5.1%増加した。
4)ソルビトール調製品
 前年同期と比べると、二次店向け、菓子類向けがそれぞれ17.4%、13.6%増加し、漬物・佃煮・水産練製品向け、パン類向けがそれぞれ20.2%、8.3%減少し、全体では5.4%増加した。
5)その他の加糖調製品
 前年同期と比べると、その他向け、清涼飲料向けがそれぞれ43.6%、1.7%増加したが、二次卸店をはじめその他の用途ではすべて減少しており、全体では16.7%減少した。

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農畜産業振興機構 調査情報部  (担当:企画情報グループ )
Tel:03-3583-8713