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砂糖の流通調査結果 (平成12年4月〜13年3月)

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報


事業団から
[2001年11月]

 この調査は、代理店、特約店の協力を得て当事業団が行っている「砂糖の販売量調査」及び「砂糖の需要動向調査」の平成12年4月〜13年3月分を取りまとめたものです。
 なお、時系列データについては統計資料を参照して下さい。
企画情報部


I 代理店の販売量調査結果
II 特約店の需要動向調査結果


I. 代理店の販売量調査結果

 平成12年4月〜13年3月の砂糖及び液糖の販売量は、砂糖が約190万トンであり、前年度と比べると約4万トン(2.1%)の減少となった。また、液糖は約26万1,000トンで、前年度と比べると約1万2,800トン(5.1%)の増加となった。
 砂糖のうち精糖は約145万トンで、前年同期と比べると約4万3,000トン(2.9%)減少している。糖種別に前年度と比べてみると、上白糖は約2万4,900トン(3.3%)の減、グラニュー糖は約2,400トン(0.5%)の減、その他の糖は約1万5,700トン(7.0%)の減となった。ビート糖は約44万7,000トンで、前年度と比べると約2,500トン(0.6%)増加している。糖種別に前年度と比較してみると上白糖は約3,800トン(11.2%)の増、グラニュー糖は約1,300トン(0.3%)の減となった。
 平成12年4月1日から砂糖に対する輸入関税が撤廃されることを見越し、3月に買い控えられていたことを受け、砂糖の販売量は5、6月は前年度に比べ増加傾向にあった。しかし、猛暑であったにもかかわらず夏場の需要が低迷し、前年度を下回る結果となった。また、異性化糖、砂糖から液糖への切り替えが生じているため、液糖の販売量が増加したとみられる。精糖においてその他の糖が7.0%減少しているが、一時期の三温糖等、色付き砂糖のブームが落ちついたものと思われる。
図1 砂糖の総販売量の推移(液糖除く)
砂糖の総販売量の推移グラフ
図2 糖種別販売量の推移
糖種別販売量の推移グラフ

表1 代理店の糖種別・月別販売量
(単位:トン、%)
月別
糖種別
4月 5月 6月 7月 8月
販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率

上白 65,265 49.4 58,551 49.6 62,627 49.1 61,099 49.8 58,458 49.7
グラニュ 49,054 37.2 44,514 37.7 48,516 38.0 45,873 37.4 42,421 36.1
その他 17,671 13.4 15,070 12.8 16,514 12.9 15,838 12.9 16,716 14.2
131,990 (78.0)
100.0
118,135 (77.4)
100.0
127,657 (76.8)
100.0
122,811 (76.9)
100.0
117,595 (76.6)
100.0



上白 2,327 6.2 2,450 7.1 2,751 7.1 2,607 7.1 2,720 7.6
グラニュ 34,952 93.8 32,107 92.9 35,795 92.9 34,191 92.9 33,116 92.4
37,279 (22.1)
100.0
34,557 (22.6)
100.0
38,546 (23.2)
100.0
36,798 (23.1)
100.0
35,836 (23.4)
100.0
合計
169,269
(100.0)
152,692
(100.0)
166,203
(100.0)
159,609
(100.0)
153,431
(100.0)
液糖 24,321   23,006   24,059   23,210   23,322  

月別
糖種別
9月 10月 11月 12月 1月
販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率

上白 52,702 48.9 59,775 48.6 65,409 49.8 80,103 52.6 42,217 48.2
グラニュ 40,954 38.0 43,358 35.2 44,143 33.6 45,675 30.0 33,685 38.5
その他 14,132 13.1 19,912 16.2 21,783 16.6 26,486 17.4 11,612 13.3
107,789 (69.7)
100.0
123,045 (78.6)
100.0
131,335 (77.3)
100.0
152,264 (79.7)
100.0
87,514 (74.2)
100.0



上白 4,068 8.7 1,597 4.8 2,715 7.0 2,978 7.7 3,407 11.2
グラニュ 42,693 91.3 31,834 95.2 35,852 93.0 35,850 92.3 27,069 88.8
46,761 (30.3)
100.0
33,431 (21.4)
100.0
38,567 (22.7)
100.0
38,828 (20.3)
100.0
30,476 (25.8)
100.0
合計
154,550
(100.0)
156,476
(100.0)
169,902
(100.0)
191,092
(100.0)
117,990
(100.0)
液糖 21,442   20,834   20,969   19,293   18,024  

月別
糖種別
2月 3月 合計 販売量
販売量 比 率 販売量 比 率 販売量 比 率 対前期差 対前期比

上白 50,956 50.1 62,541 49.7 719,703 49.7 −24,878 96.7
グラニュ 36,856 36.2 45,008 35.7 520,058 35.9 −2,415 99.5
その他 13,941 13.7 18,399 14.6 208,074 14.4 −15,749 93.0
101,752 (75.6)
100.0
125,948 (74.4)
100.0
1,447,834 (76.4)
100.0
−43,042 97.1



上白 3,963 12.1 6,121 14.1 37,704 8.4 3,805 111.2
グラニュ 28,873 87.9 37,267 85.9 409,599 91.6 −1,322 99.7
32,836 (24.4)
100.0
43,388 (25.6)
100.0
447,303 (23.6)
100.0
2,483 100.6
合計
134,588
(100.0)
169,336
(100.0)
1,895,137
(100.0)
−40,559
97.9
液糖 19,177   23,524   261,181   12,777 105.1
注) 1 (  ) 内は精糖とビート糖の比率
注) 2 液糖は実量

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II. 特約店の需要動向調査結果

用途別販売率
1)砂 糖
 前年同期と比べると、その他向けが0.9P増加し、菓子類向けが2.0P減少した。菓子類向け以外には前年同期と比べて1.0P以上増減した販売先はなく、全体として安定しているとみられる。

2)液 糖
 前年同期と比べると、調味料向け、二次卸店向けがそれぞれ4.2P、3.4P増加した。一方、菓子類向け、その他向け、乳製品向けがそれぞれ3.8P、3.3P、1.3P減少した。

3)異性化糖
 前年同期と比べると、清涼飲料向け、パン類向け、乳製品向けがそれぞれ4.7P、2.0P、1.8P増加し、調味料向け、菓子類向けがそれぞれ7.6P、3.7P減少した。

4)ソルビトール調製品
 前年同期と比べると、調味料向け、パン類向けがそれぞれ2.4P、1.3P増加し、その他向け、二次卸店向け、菓子類向けがそれぞれ1.4P、1.1P、1.0P減少した。

5)その他の加糖調製品
 前年同期と比べると、二次卸店向けが18.3P増加し、調味料向け、清涼飲料向け、乳製品向けがそれぞれ11.1P、2.2P、2.0P減少した。

表2 特約店の糖種別、販売先別販売比率前年対比
(単位:%)
表2 特約店の糖種別、販売先別販売比率前年対比

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