[2002年1月]
この調査は、代理店37店、特約店95店の協力を得て当事業団が行っている 「砂糖の販売量調査」 及び 「砂糖の需要動向調査」 の平成13年4月〜9月分を取りまとめた速報です。
なお、時系列データについては統計資料を参照して下さい。
I 代理店の販売量調査結果
平成13年4月〜9月の砂糖及び液糖の販売量は、砂糖が約93万1,000トンであり、前年同期と比べると約2万4,000トン(2.5%)の減少となった。また、液糖は約15万4,000トンで、前年同期と比べると約1万4,000トン(10.3%)の増加となった。
砂糖のうち精糖は約71万6,000トンで、前年同期と比べると約1万トン (1.3%) 減少している。糖種別に前年同期と比べてみると、上白糖は約4,000トン (1.0%) の減、グラニュー糖は約1万2,000トン (4.6%) の減、その他の糖は約7,000トン (6.8%) の増となった。ビート糖は約21万5,000トンで、前年同期と比べると約1万5,000トン (6.5%) 減少している。糖種別に前年同期と比較してみると上白糖は約5,000トン (28.3%) の増、グラニュー糖は約2万トン (9.2%) の減となった。
砂糖の販売量は例年に比べて低調に推移したが、液糖の販売量が10.3%増加したため、砂糖と液糖の販売量の合計では前年度とほぼ同水準で推移した。このことから、砂糖から液糖への切り替えが生じていると推察される。また、ビート糖の販売量が6.5%減少しているが、12年産のビートの不作により産糖量が減少したことによるものと思われる。
図1 砂糖の総販売量の推移 (液糖除く)
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図2 液糖の販売数量の推移
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表1 代理店の糖種別・月別販売量
(単位:トン、%) |
月 別 糖種別 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
精 糖 |
上 白 |
62,695 |
50.0 |
58,463 |
49.9 |
60,576 |
50.0 |
59,447 |
48.8 |
58,410 |
48.5 |
グラニュ |
45,409 |
36.2 |
43,508 |
37.2 |
44,326 |
36.6 |
45,254 |
37.1 |
41,884 |
34.8 |
そ の 他 |
17,318 |
13.8 |
15,111 |
12.9 |
16,193 |
13.4 |
17,184 |
14.1 |
20,163 |
16.7 |
計 |
125,422 |
(78.7) 100.0 |
117,082 |
(77.0) 100.0 |
121,095 |
(77.2) 100.0 |
121,885 |
(77.6) 100.0 |
120,457 |
(77.7) 100.0 |
ビ ー ト 糖 |
上 白 |
2,360 |
7.0 |
7,039 |
20.1 |
2,746 |
7.7 |
2,684 |
7.6 |
2,885 |
8.3 |
グラニュ |
31,517 |
93.0 |
27,911 |
79.9 |
33,000 |
92.3 |
32,451 |
92.4 |
31,775 |
91.7 |
計 |
33,877 |
(21.3) 100.0 |
34,950 |
(23.0) 100.0 |
35,746 |
(22.8) 100.0 |
35,135 |
(22.4) 100.0 |
34,660 |
(22.3) 100.0 |
合 計 |
159,299 |
(100.0)
|
152,032 |
(100.0)
|
156,841 |
(100.0)
|
157,020 |
(100.0)
|
155,117 |
(100.0)
|
液 糖 |
24,071 |
|
25,237 |
|
27,027 |
|
28,667 |
|
25,724 |
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月 別 糖種別 |
9月 |
合 計 |
対前年同期 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
販売量 |
比 率 |
精 糖 |
上 白 |
55,566 |
50.3 |
355,157 |
49.6 |
−3,545 |
60,576 |
グラニュ |
38,457 |
34.8 |
258,838 |
36.1 |
−12,495 |
95.4 |
そ の 他 |
16,501 |
14.9 |
102,470 |
14.3 |
6,528 |
106.8 |
計 |
110,524 |
(73.2) 100.0 |
716,465 |
(76.9) 100.0 |
−9,511 |
98.7 |
ビ ー ト 糖 |
上 白 |
4,001 |
9.9 |
21,715 |
10.1 |
4,792 |
128.3 |
グラニュ |
36,549 |
90.1 |
193,203 |
89.9 |
−19,651 |
90.8 |
計 |
40,550 |
(26.8) 100.0 |
214,918 |
(23.1) 100.0 |
−14,859 |
93.5 |
合 計 |
151,074 |
(100.0)
|
931,383 |
(100.0)
|
−24,370 |
97.5 |
液 糖 |
22,949 |
|
153,675 |
|
14,315 |
110.3 |
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注1. ( ) 内は精糖とビート糖の比率
2. 液糖は実量
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II 特約店の需要動向調査結果
用途別販売率
1) 砂 糖
前年同期と比べると、二次卸店向け、調味料向けがともに0.4P増加し、清涼飲料向けが0.5P減少した。前年同期と比べて1.0P以上増減した販売先はなく、全体として安定しているとみられる。
2) 液 糖
前年同期と比べると、清涼飲料向け、調味料向けがそれぞれ3.9P、1.6P増加した。一方、二次卸店向け、パン類向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向けがそれぞれ2.8P、1.2P、1.2P減少した。
3) 異性化糖
前年同期と比べると、乳製品向け、菓子類向けがそれぞれ2.0P、1.9P増加し、調味料向け、清涼飲料向けがそれぞれ1.8P、1.0P減少した。
4) ソルビトール調製品
前年同期と比べると、二次卸店向け、その他向け、清涼飲料向けがそれぞれ2.8P、2.7P、1.5P増加し、菓子類向け、乳製品向けがそれぞれ9.0P、1.0P減少した。
5) その他の加糖調製品
前年同期と比べると、調味料向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等が1.4P、1.1P増加し、漬物・佃煮・水産練製品向けがそれぞれ2.9P減少した。
表2 特約店の糖種別、販売先別販売比率前年対比
(単位:%) |
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