砂糖の流通調査結果（平成14年4月〜9月）

　平成14年4月〜9月の砂糖及び液糖の販売量は、砂糖が約93万7,000トンであり、前年同期と比べると約6,000トン（0.6％）の増加となった。また、液糖は約14万8,000トンで、前年同期と比べると約6,000トン（3.9％）の減少となった。
　砂糖のうち精糖は約71万3,000トンで、前年同期と比べると約4,000トン（0.5％）減少している。糖種別に前年同期と比べてみると、上白糖は約7,000トン（2.0％）の減、グラニュー糖は約1,000トン（0.3％）の増、その他の糖は約3,000トン（2.9％）の増となった。ビート糖は約22万4,000トンで、前年同期と比べると約1万トン（4.4％）増加している。糖種別に前年同期と比較してみると上白糖は約1,000トン（6.1％）の増、グラニュー糖は約8,000トン（4.3％）の増となった。
　砂糖、液糖ともに、4、5月は前年度に比べて増加傾向であったが、8、9月には前年度を下回る結果となった。砂糖の販売量は、近年、減少傾向で推移していたが、前期に引き続き、前年同期に比べて増加した。特に、ビート糖では、13年度産の増産により、販売量が前期および前年同期を上回った。

用途別販売率
1） 砂糖
　前年同期と比べると、二次卸店向け、ビン詰め・缶詰め・ジャム等向けがそれぞれ1.9P、0.3P増加し、清涼飲料向けが0.5P、菓子類向け、スーパー向けがともに0.4P減少した。

2） 液糖
　前年同期と比べると、菓子類向け、乳製品向けがそれぞれ1.5P、0.8P増加し、調味料向けが1.3P、二次卸店向け、その他向けがともに0.8P減少した。

3） 異性化糖
　前年同期と比べると、清涼飲料向け、その他向けがそれぞれ4.7P、1.7P増加し、乳製品向け、菓子類向けがそれぞれ3.1P、1.6P減少した。

4）ソルビトール調製品
　前年同期と比べると、菓子類向け、パン類向け、調味料向けがそれぞれ、3.2P、1.9P、1.3P増加し、二次卸店向け、その他向けがそれぞれ4.8P、2.8P減少した。

5） その他の加糖調製品
　前年同期と比べると、二次卸店向けが15.7P増加し、菓子類向け、その他向け、漬物・佃煮・水産練製品向け、調味料向けがそれぞれ8.9P、3.4P、1.9P、1.2P減少した。