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平成16年度砂糖生産振興事業の概要

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報

事業団から
[2004年4月]


特産振興部



 平成16年度の砂糖生産振興事業が決定しましたので、その概要を紹介します。
 なお、機構は、補助事業を適正かつ円滑に実施するため、平成15年12月18日に 「補助事業に関する業務執行規程」 を定めホームページに公表するとともに、事業実施主体に通知いたしました。
 機構はこの業務執行規程に基づき、執行体制の整備、執行手順の確実な実施、積極的な情報公開等を進めることとしております。特に、事業実施主体との関係については、機構と協同した取組みを推進するため、関係者間の認識の共有化を基本に明確な仕組みの下、確実に行えるよう規定しておりますので、ご理解・ご協力いただけるようお願いします。
(この事に関するお問い合わせは、特産振興部特産振興第1課までご連絡下さい。)

I 甘味資源作物生産流通合理化事業 【予算額 2,756,326千円】

てん菜優良品種育成・普及推進事業
事業実施主体 :(財)甘味資源振興会
 根腐病・黒根病等に対する耐病性品種の早期育成を促進するため、海外から導入された遺伝資源等を使用し、育種素材の増殖・採種・検定等を行う。
 また、優良品種の早期普及を推進するため、採種作業の省力化のための機械の開発・改良、実証事業を行うとともに、耐病性系統の採種栽培法の検討を行う。

ビート産業合理化促進総合対策事業
事業実施主体 :(社)北海道てん菜協会
 てん菜の生産・流通コスト低減及びてん菜糖の製造コスト低減に資するための事業が効率的かつ効果的に推進されるよう支援する。

さとうきび栽培技術高度化事業
事業実施主体 : (社)鹿児島県糖業振興協会、(社)沖縄県糖業振興協会、
農業協同組合、営農集団等
 さとうきびの生産性向上に必要な栽培技術の普及推進のため、協議会の開催、実証結果の評価・分析等を行う。
 また、単収向上のためのかん水技術、交信撹乱フェロモンを利用した防除技術等さとうきびの生産性向上に必要な技術の実証事業を行う。

さとうきび品質取引安定化事業
事業実施主体 :(社)鹿児島県糖業振興協会、(社)沖縄県糖業振興協会
 近赤外分光分析計による品質取引の安定化・高度化、品質取引経費の縮減等品質取引の合理化・効率化に向けた取組みに対し、助成する。

さとうきび・糖業安定生産促進緊急対策事業
事業実施主体 :(社)鹿児島県糖業振興協会、(社)沖縄県糖業振興協会
 地域の関係者が協同して行う、さとうきびの担い手の育成、生産性・品質向上、安定生産や甘しゃ糖企業のコスト低減を図るための取組に対して助成する。(さとうきびの台風被害に伴う特別対策を実施(平成16年度限り))

農業経営基盤強化特別対策事業
事業実施主体 : 北海道農業協同組合中央会、鹿児島県農業協同組合中央会、
沖縄県農業協同組合中央会
 てん菜・さとうきびにおける農業経営の基盤の強化を図るため、地域の実情に応じて、生産性向上、品質向上への取組を推進するために助成金を交付する。

II 砂糖生産流通合理化事業 【予算額 10,987,652千円】

てん菜糖集荷製造流通合理化対策事業
事業実施主体 :てん菜糖製造事業者、(財)甘味資源振興会
 てん菜糖製造業の集荷・製造・流通経費の縮減を推進するため、原料受入体制の合理化、効率的な製造設備の整備、早期退職の促進等に要する経費を助成する。

てん菜糖省エネ・環境対策推進事業
事業実施主体 :てん菜糖製造事業者
 てん菜糖の製造工程で必要となる燃料等のエネルギーに要するコストを削減するとともに、製造工程で発生するライムケーキ等の処理費用を縮減するため、省エネルギー化施設及び再資源化施設の整備に要する経費を助成する。

てん菜糖農務関係業務合理化推進事業
事業実施主体 :てん菜糖製造事業者、北海道農業協同組合中央会
 てん菜生産者とてん菜糖製造事業者の役割分担の見直し等による効率的な生産・集出荷体制の構築を通じた農務関係業務の合理化の円滑な実施を支援する。

原料糖需要開発・加糖調製品対策事業
事業実施主体 :(社)北海道てん菜協会
 加糖調製品に対抗しててん菜糖の需要拡大を図るため、加糖調製品市場に対し、てん菜白糖と輸入ソルビトールを混合した国産加糖調製品の供給を行うとともに、新規需要開発の調査やてん菜原料糖の品質向上のための取組を支援する。

甘しゃ糖製造合理化対策事業
事業実施主体 : 甘しゃ糖製造事業者、(社)鹿児島県糖業振興協会、
(社)沖縄県糖業振興協会
 甘しゃ糖製造業の合理化を推進するため、効率的な製造施設の整備、人件費の抑制及び甘しゃ糖の高品質化に向けた原料選別装置の設置に要する経費を助成する。
 また、さとうきびの糖度別買入価格体系の見直しにおいて低糖度帯の見直しが3年間据え置かれることに伴う甘しゃ糖の原料代の負担増加分に対し、助成する。

甘しゃ糖合理化促進臨時助成事業
事業実施主体 :(財)甘味資源振興会
 標準的な集荷製造経費を基準として算定される国内産糖交付金によっては実際の集荷製造経費が賄えない甘しゃ糖製造事業者に対し、合理化の取組状況も勘案しつつ、その差額を補てんする。

精製糖企業合理化促進緊急対策事業
事業実施主体 :(社)糖業協会
 精製糖企業が行う、砂糖の製造から販売・流通等に至る一連の過程のコスト低減、合理化に資するための取組に対して助成する。

III 砂糖需要増進事業 【予算額 603,400千円】

   砂糖消費拡大推進事業
事業実施主体 :(社)糖業協会
 砂糖に関する誤解を解いて砂糖の効用を広めることを通じて砂糖需要の維持・増大を図るため、オピニオンリーダーの育成・強化、各種媒体の活用、シンポジウムの開催等を行う。

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