砂糖の流通調査結果（平成15年10月〜平成16年3月）

　平成15年10月〜平成16年3月の砂糖および液糖の販売量は、砂糖が約92万9千トンであり、前年同期と比べると約1万2,000トン（1.3％）の減少となった。また、液糖は約12万8,000トンで、前年同期と比べると約500トン（0.4％）の減少となった。
　砂糖のうち精糖は約71万1,000トンで、前年同期と比べると約1万7,000トン減少しており、内訳では、上白糖は約6,000トン（1.8％）減、グラニュー糖は約4,000トン（1.7％）減、その他の糖は約6,000トン（5.3％）減となった。ビート糖は約21万8,000トンで、前年同期と比べると約5,000トン（2.4％）増加しており、その内訳をみると上白糖は約2,000トン（10.4％）減少しているものの、グラニュー糖は約7,000トン（3.9％）増加した。
　平成15年4月〜平成16年3月の合計では、砂糖の販売量は前年同期に比べ約3万3,000トン（1.8％）減の184万5,000トンとなった。液糖の販売量は夏場の販売量が低調に推移したため約27万4,000トンにとどまり、前年同期に比べ約2,000トン（0.3％）減となった。

用途別販売率
1） 砂糖
　前年同期と比べると、その他向けが0.6P、菓子類向け、乳製品向けが0.4P、パン類向けが0.3Pずつ増加し、二次卸店向け、清涼飲料向けが1.0P減少した。
2） 液糖
　前年同期と比べると、二次卸店向け、その他向け、乳製品向けがそれぞれ2.0P、1.1P、0.5P増加し、パン類向けが1.1P、調味料向けが1.0P、清涼飲料向けが0.8P減少した。
3） 異性化糖
　前年同期と比べると、菓子類向け、調味料向け、漬物･佃煮･水産練製品向けがそれぞれ2.1P、1.6P、1.4P増加し、清涼飲料向けが6.2P減少した。
4） ソルビトール調製品
　前年同期と比べると、菓子類向けが4.6P、その他向け、漬物･佃煮･水産練製品向け、調味料向けがそれぞれ3.2P、3.0P、1.8Pずつ増加し、パン類向けが14.6P、小売店向けが0.2P減少した。
5） その他の加糖調製品
　前年同期と比べると、調味料向けが4.7P、菓子類向けが0.5P増加し、清涼飲料向け、その他向け、乳製品向けが2.0P、1.5P、0.7Pそれぞれ減少した。