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「第1回食育推進全国大会」への出展〜食育月間:機構の取り組み〜
最終更新日:2010年3月6日
[2006年8月]
平成18年3月、食育推進基本計画が作成され、国民が生涯にわたって健康で豊かな人間性を育むため、多様な関係者が連携・協力しながら国民運動として食育を推進することとなった。この計画では毎年6月を「食育月間」とし、重点的に食育推進活動を全国で展開することとしている。
その取り組みの一環として、今般、内閣府と大阪府の共催で、第1回食育推進全国大会が6月24日(土)に大阪市住之江区南港北のアジア太平洋トレードセンター ATCホールで開催された。開催当日は天候にも恵まれ、1日限りの開催であったが10,200人が来場した。この大会に当機構も出展したので、その概要を報告したい。
開会式について
第1回となる今大会のテーマは、“全国の食育が集合「いつでもどこでも楽しい食卓」〜みんなで 毎日 朝ごはん〜”とし、国や地方公共団体、教育、保育、保健医療、農林漁業、食品産業など全国から102団体(出展ブース数は87ブース)が参加した。
開会式の主催者あいさつでは、猪口邦子 内閣府特命担当大臣(食育)が「子どもにとって食育は健康づくりの基礎になる。食育を考える契機になってくれれば幸い。」と述べ、続いて太田房江大阪府知事から、「今日1日楽しみながら学んでほしい。大阪から食育推進の和が広がっていくことを祈念します。」とのあいさつがあった。
会場の概要
会場は、展示・体験会場となるAホールおよびBホール、開会式や基調講演などのセレモニーイベントが行われるCホールの3つのエリアに分けられ、さまざまな催しものが行われた。
Aホールでは政府・全国団体の出展が行われ、「ニッポン食育フェアin大阪」をはじめ、「政府の食育」、「自然のめぐみ」、「調理の食育」、「子どもの食育」などの各コーナーがあり、Bホールでは、大阪の各団体の展示が行われた。
また、Cホールでは、午前の部に、「食育の輪を広げるために」をテーマとしたシンポジウムが行われ、パネリストに、馳浩文部科学副大臣、赤松正雄厚生労働副大臣、宮腰光寛農林水産副大臣、食育推進会議委員でもある服部幸應服部栄養専門学校校長が参加した。
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Aホール会場の様子 |
「食育の輪を広げるために」シンポジウムのパネリストの皆さん |
「農畜産物の正しい知識を広げよう!」をテーマに出展
機構は、畜産関係団体および砂糖関係団体と共同出展し、「農畜産物の正しい知識を広げよう!」をテーマとして、パネルの展示や機構のホームページの紹介などを行った。
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来場者が列を作った機構ブース |
パネルのほか、てん菜の実物模型を展示 |
(1) パネルとてん菜模型を展示
機構の役割を説明したパネルや、食肉、牛乳・乳製品、野菜、砂糖それぞれが健康に不可欠な食材であることを、栄養面や、その果たす役割を中心にわかりやすく説明したパネルの展示を行った。
また、砂糖の原料となるてん菜(実物模型)の展示をしたところ、初めて見るという人がほとんどで、触れたり興味深げに見入る姿がみられ、「これ何?」との質問や、「この原料からどのように砂糖は製造されるのか」などの質問があった。
(2) ホームページ紹介とビデオ放映
機構ホームページやLIN(畜産情報ネットワーク)の紹介や、機構作製の(1)トマトとにんじんの作り方について説明した「育ててみよう!おいしい野菜」、(2)砂糖摂取による効用及び糖質の適切な摂取のあり方について解説した「栄養指導に活きる砂糖の正しい知識」、(3)小学校高学年の総合学習向けに作成した「スローフード大作戦!〜2100年ビーフカレーの旅〜」の3本のビデオを放映した。
(3) パンフレット配布とアンケート調査
機構および関係団体作成の各種パンフレット、食の指導者向けに作られた「野菜ブック〜食育ために〜」をはじめとした食育テキストや冊子の説明、配布を行った。
また、ブース前ではアンケートを実施。展示内容の印象などの調査も行った。