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砂糖類生産流通合理化等助成対象事業について(その1)

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報


事業団から
[1999年8月]

農産振興部



【1】 砂糖普及啓発推進事業(補助金額:5億5千万円)
 1.情報提供事業   2.情報交換促進事業
【2】砂糖需給要因特別調査事業(補助金額:1億7千4百万円)
 1.砂糖需給要因調査分析事業   2.砂糖需要情報モニタリング事業   3.調査研究事業


はじめに

 平成9年度から開始された砂糖類関係助成対象事業は、事業実施主体のご尽力及び農林水産省をはじめ関係団体等のご指導、ご協力により円滑に実施され、本年で3年目に入っています。そこで、10年度実施結果、11年度実施計画の概要について、ご説明したいと思います。
 助成対象事業は、「砂糖需要増進事業」、「砂糖生産流通合理化事業」、「甘味資源作物生産流通合理化事業」の3つに分けられますが、まず今回は、「砂糖需要増進事業」のうち「砂糖普及啓発推進事業」、「砂糖需給要因特別調査事業」を取り上げます。

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【1】砂糖普及啓発推進事業
(補助金額:5億5千万円)

 この事業は、「砂糖について、科学的・医学的研究成果等の各種媒体を通じた普及啓発、有識者間の論議の活性化、消費者との情報交換等の促進を図ることにより、砂糖に対する正しい理解の浸透を図るとともに、砂糖の需要の増進及び生産振興に資する」ことを目的としたもので、当事業団の広報事業と内容及び対象者について調整が図られつつ、情報提供と情報交換促進の2本の事業が実施されました。これらの結果と引き続き実施される11年度の計画の概要は次のとおりです。

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1.情報提供事業

(事業実施主体:社団法人糖業協会、一部委託先:精糖工業会)
 砂糖に対する正しい理解の浸透により砂糖の需要増進を図るため、それぞれの項目ごとに対象者を絞り込むとともに、内容を栄養学的、学術的なものに絞り込んでパンフレット、ポスター、テレビ・ラジオのCMやビデオを通じて情報提供が行われました。

パンフレット
 10年度には、9年度作成の「脳一番BOOK〜あなたの脳にお砂糖は足りていますか?」と10年度新たに作成された「お砂糖一番BOOK〜たのしいお砂糖生活情報」の各30万部が街頭、美容室、スーパー等で配布されました。「お砂糖一番BOOK」は、主婦・OL・学生に対象を絞り、「誤解していませんか? お砂糖は無漂白!」、「お砂糖は、自然が作る地球最高の天然甘味料」、「お砂糖の『甘さ』は安全印」と、砂糖は安全で価値のある食品であることを中心に訴えるとともに、「お料理、集中力、安眠に一番」等生活の中での砂糖との付き合い方についても示されました。
 11年度では、20〜30代の主婦等に対象を絞り、積極的な砂糖の使用を呼びかける「朝一番BOOK」10万部が配布される予定です。

ポスター
 10年度には、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)の砂糖に対する「砂糖摂取が子供の行動過多や糖尿病に直接結びつくことはない。砂糖摂取が肥満を促進することはない。」との安全評価をうたった「安全宣言篇」と「運転に疲れてきたら、お砂糖。お砂糖は脳のシートベルト。集中力を高め、安全運転を応援します。」とうたった「ドライバー篇」の2種類各1万枚が図書館、スーパー、保健所、都道府県庁、運転免許試験場等に配布・掲出され、また、JR各線において中吊り広告として掲出されました。  11年度では、2種類各1万枚が配布される予定です。

テレビCM
 10年度には、さとうきび畑、砂糖、子供の笑顔の映像と「大自然から生まれた砂糖は、国連の機関WHOが認めた安全な食品です。料理の味を引き立て、脳にすばやくエネルギーを送る砂糖をバランス良く取ることが大切です。」との羽佐間正雄氏(フリーアナウンサー)のナレーションによる「安全宣言篇」と紺野美沙子氏(女優)の出演と「脳のたった1つのエネルギー源はブドウ糖。砂糖は効率よく脳にブドウ糖を送ります。お砂糖は安全運転を応援します。」とのナレーションによる「ドライバー篇」の2種類が制作され、9年度制作の「トーク篇」と「脳篇」の2種類と併せて、全国17テレビ局のスポットで850本が放送、また、「ブーブーカンカン」等のテレビ番組の提供が行われました。
 11年度では、平石貴久氏(平石クリニック院長)の出演により、ダイエットに関心の高い女性を対象に、砂糖は、そば、パスタ、バナナ等と同じ炭水化物であることを訴えた「家庭教師篇」が全国のテレビ局でスポット放送、番組の提供が行われています。

ラジオCM
 10年度には、羽佐間正雄氏のナレーションによる「安全宣言篇」と「ドライバー篇」が東京・大阪のラジオ局のスポットで450本放送されました。  11年度は、三遊亭楽太郎氏による「砂糖はそばと同じ炭水化物であること」や「砂糖と成人病、肥満とは関係がないこと」を落語で訴えた「よたろう篇」が放送されています。

ビデオ
 10年度には、砂糖と健康との関わりを栄養学的・学術的に検証する「健康にとって砂糖とは…」が制作され、2,000本が、全国の教育関係者(家庭科、保健体育、看護科)、医学関係者(主に看護婦、保健婦)等を対象に配布されました。
 11年度では、2,600本が配布されることになっています。

「お砂糖はおともだち」作品コンクール
 また、小学生・中学生を対象に、砂糖の普及啓発を図るため「暮らしの中の砂糖」をテーマに「お砂糖はおともだち」作品コンクールが実施されました。朝日小学生新聞・朝日中学生ウィークリーにおいて作文・詩・絵画が募集され、小学生から1,600点、中学生から1,000点の応募がありました。この中から、農林水産省食品流通局長賞「砂糖と僕の密接な関係」(中学生の作文)、農畜産業振興事業団理事長賞「おさとうマジック」(小学生の作文)、糖業協会理事長賞「ありと砂糖」(中学生の絵画)、精糖工業会会長賞「チョコレートケーキとさとう」(小学生の絵画)、朝日学生新聞社賞「ふしぎなおさとう」(小学生の作文)が選定され、表彰されました。
 11年度は、「砂糖って何だろう」をテーマに実施されることになっています。

「砂糖を科学する会」
 砂糖の科学的価値を普及啓発するための提案・企画・問題提起を行い、普及活動へ参加する「砂糖を科学する会」のメンバーも拡充され、現在、高田明和氏(浜松医科大学教授)、今田美奈子氏(洋菓子研究家)、久保明氏(高輪メディカルクリニック院長)、五明紀春氏(女子栄養大学教授)、佐藤章夫氏(山梨医科大学教授)、高橋久仁子氏(群馬大学教授)、日高秀昌氏(常磐大学短期大学部教授)、橋本仁(株式会社横浜国際バイオ研究所社長)となっています。


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2.情報交換促進事業

(事業実施主体:社団法人糖業協会、一部委託先:精糖工業会)
 消費者との情報交換の促進を図ることにより、砂糖に対する正しい理解を浸透させるため、「自然の恵み『お砂糖』その効用を考える」等をテーマにしたシンポジウムやセミナー等による砂糖に関する情報交換が実施されました。

シンポジウム
 10年度には、砂糖のもつ価値、医学・栄養学的効用を着実に理解してもらうため、大阪(参加者440名)、名古屋(同300名)及び福岡(同400名)で行われました。
 大阪では、高田氏により、砂糖は脳を支える力の源であること等を内容とした基調講演「砂糖の価値・効用とは〜砂糖の魅力を語る〜」、そして、平野レミ氏(料理研究家)により、料理ではちょっとした工夫が鍵となるという内容の特別講演「おいしさの秘訣」、また、今田氏、高田氏、岡本楢雄氏(大阪府菓子工業組合理事長)、浦上千晶氏(元ワールドカップサッカー日本代表チーム栄養アドバイザー)により、砂糖と食文化、スポーツ、健康についてのパネル討論「私と砂糖」が行われました。
 また、名古屋(同300名)では、高田氏により、砂糖は脳の活性化に大きな役割を果たすこと等を内容とした基調講演「お砂糖の大切さを考える」、また、大島規予志氏(株式会社両口屋是清社長)、今田氏、高田氏、橋本氏により、砂糖が精神の健康に深い関わりを持つこと等についてのパネル討論「自然の恵み『お砂糖』〜その魅力を語る〜」が行われました。
 福岡(同400名)では、秋野暢子氏(女優)により、目覚めの甘味は元気の素であること等を内容とした特別講演「砂糖で豊かな食生活を〜いつまでも美しく〜」、また、高田氏、森恍次郎氏(株式会社如水庵社長)、藤野真紀子氏(洋菓子研究家)、畑耕一郎氏(辻調理師専門学校日本料理教授)により、砂糖と健康についてのパネル討論「砂糖の大切さを探る〜若さを保つ健康の秘訣〜」が行われ、シンポジウムの後引き続き、200人が参加してお菓子パーティーが行われ、パネリストと一般消費者の情報交換も行われました。
 これらシンポジウムの模様は、日本経済新聞の各地方版に掲載されています。
 11年度は、「砂糖の効用についての理解」、「砂糖で健康な体に」をテーマに、仙台、京都、広島、東京、横浜で開催され、このうち東京、横浜では海外から特別講師を招聘して講演が行われる予定です。

セミナー
 10年度には、20歳代のダイエット意識の強いOL、女子学生及び主婦に対象を絞り、札幌(参加者180名)、神戸(同180名)及び東京(同300名)において、橋本氏により、日本独特の砂糖に関する俗説に対して真実を追究した基調講演「砂糖情報には誤りがいっぱい」、そして、今田氏により、砂糖にまつわるエピソード等を内容とした特別講演「幸せを招くお砂糖」が行われました。
 シンポジウム、セミナーの各会場で行われたアンケートでは、参加者の70〜80%が「砂糖のイメージが変わった」と回答していることから、参加者には、砂糖に対する正しい理解が十分に浸透したものと思われます。
 なお、11年度では、インターネットのホームページの作成・開設によって、砂糖に関する基礎知識の普及とともに情報交換が図られ、また、全国の料理研究家、料理人、栄養士、保健婦、医者、スポーツ指導員等をオピニオンリーダーとして育成・組織し、各地域における日常的な啓蒙活動が行われることになっています。


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【2】砂糖需給要因特別調査事業
(補助金額:1億7千4百万円)

 この事業は、「砂糖について、需給要因の調査・分析、砂糖消費に関する意識調査、医学的・栄養学的見地からの調査研究等を行うことにより、砂糖の需要の増進に資する」ことを目的としたもので、砂糖需給要因調査分析、砂糖需要情報モニタリング及び調査研究の3本の事業が実施されました。これらの結果と11年度の計画の概要は次のとおりです。

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1.砂糖需給要因調査分析事業

(事業実施主体:社団法人糖業協会、一部委託先:精糖工業会、財団法人外食産業総合調査研究センター)
 現在、一般家庭における食の外部依存率は50%近くを占め、外食・中食産業の市場規模が36兆円と推定されています。また、これら市場規模の3分の1は食材費で、調味料・香辛料はこのうち3〜4%を占めていると推定されています。今後、この業務用市場での砂糖の需要増進を図るため、需要動向を量、質の面で調査する「外食・中食産業における砂糖需要動向調査」が実施されました。
 調査は、全国主要都市において、(1)外食企業(日本・西洋・中華料理店、ホテル・旅館、すし店、喫茶店、事業所給食等)620社、中食企業(弁当、惣菜、煮豆等)200社を対象としたアンケート調査、(2)大手外食企業20社・大手中食企業20社の仕入担当者、料理長等を対象としたヒアリング調査、(3)外食・中食産業の主要メニュー別砂糖使用量調査が行われました。(1)と(2)では、砂糖の仕入れ・使用の実態、評価・意見、今後の需要動向等、(3)では、主要な提供メニューにおける1人分当たりの砂糖使用量が調査されました。
 (1)の調査の結果は、いずれも業種別に異なりますが、全体的な主な結果の概要は次の通りです。

・仕入れ先(複数回答)は、食材卸問屋が75%、一般小売店12%、スーパー12%、商社7%
・仕入れ時の品質・価格の選択基準は、値段も品質もまあまあ(49%)、できるだけ値段の安いもの(18%)、値段が高くても品質の良いもの(15%)
・仕入れ時の重視点は、値段(35%)、種類(33%)、仕入先提示(32%)
・種類別仕入れ数量は、上白(49%)、液糖(29%)、グラ(15%)
・種類別包装形態は、グラ・上白・三温等で1、30、20kg袋の順、スティックシュガーは1本3gの300本入りが中心、液糖はタンクローリー車のほかボトル、缶、紙パック等多様
・砂糖以外の甘味素材使用状況(複数回答)は、水飴(28%)、異性化糖等の水飴以外の甘味素材はいずれも10%以下、非使用(51%)
・種類別の利用度と期待度の位置は、上白、グラ、スティックシュガー、三温が現状の利用率が高いが期待は小さい安定ゾーン、白双、加糖調製品、氷糖、液糖等が現状での利用度は低いが今後の充実期待の大きい有望ゾーン、角糖が現在の利用も今後の期待も低い低迷ゾーン
・砂糖使用量が多いメニュー(複数回答)は、和風料理(40%)、デザート(10%)、中華料理(7%)
・意識・態度は、「調味料として欠かせない。甘味の深さでは最高の素材。たとえ価格が安くなっても使用量が増えるとは思わない。今後、人工甘味料の使用量が増えるとも思わない。また、砂糖のブランドにこだわりはないが、仕入れ先を見直す意向はない。砂糖についての情報が不足」
・今後3年の使用量増減意向は、増加理由は店舗数の増加、売上高の上昇、客数の増加、生産量の増加、減少理由は売上の減少・不況、ダイエット(低カロリー)志向、健康(糖尿・肥満予防)志向、消費者の砂糖離れ(甘さ控えめ傾向)
・意見・要望は、「砂糖に対する知識が不足しているので、種類などに関する情報が欲しい」、「安くて品質の良い砂糖を」、「1kg袋は倒れやすい、破れやすい、こぼれやすい、耐水性がないので、包装形態に工夫を」、「値段が高い」、「砂糖に対する誤解を解消する情報を」

 (2)の調査によると、今後の砂糖需要動向は、「砂糖は今後も甘味料の中心素材として使用されるが、需要は横這い(あるいは減少)で、需要拡大の唯一の要因は店舗の増加」とされています。
 (3)の調査では、主要メニュー別の1人分当たりの砂糖使用量は、花豆の甘煮(24g)、鍋焼きうどん(21g)、黒豆(20g)、鯛のアラ煮(18g)、きんとん(14g)、さつまいもの甘煮(14g)と続き、20位までを和風料理が占めました。

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2.砂糖需要情報モニタリング事業

(事業実施主体:財団法人食品産業センター、一部委託先:株式会社NTTデータ)
 一般家庭における砂糖需要について、変動要因を定量的に明らかにするとともに、活性化方策を作成するため、「食MAP」による関東の一般家庭(200モニター)における砂糖の利用構造と変動要因の分析、「協調設計技法」を用いた砂糖新製品コンセプトの設計、消費者を対象にしたグループインタビュー(関東・関西)によるその評価が実施されました。
 「食MAP」とは、NTTデータが開発したもので、数字キーとスキャナだけのパソコンを各家庭に設置し、各モニター(主婦)が、毎日、調味料、加工食品、菓子、飲料等購入した食品のバーコードをスキャナで入力すると、家庭内在庫商品データとして蓄積され、また、各モニターが食卓に出した朝食、昼食、夕食等のメニューを入力し、使用した調味料等を選択すると、これにより調味料等がどんなメニューに使われたかが分かり、これらのデータが収集・分析され、各モニター家庭における食卓の状況を把握できるシステムです。これによって、砂糖の一般家庭における使用の実態が分析されました。
 協調設計技法とは、NTTデータが開発したもので、知見や意見、アイデアや要望等の言葉で表現された情報の整理、分析、活用を支援する技法です。
 「食MAP」による分析の結果、砂糖は、(1)1,000食卓当たり277回使用されていること、(2)年代別では50代の主婦が調理に最も多く使用していること、(3)関連度の高いメニューが多いこと(汎用性の高い調味料として様々なメニューに使われていること)、(4)使うと人気が出るメニューは、関連度の高い煮物、すき焼き、関連度は低いがヨーグルト、ケーキ、トースト、(5)関連度、出現度ともに高いメニューは、コーヒー、紅茶、卵の焼き物、野菜だけの煮物、(6)みりんと比較すると、関連度、人気度ともに高いこと、などが定量的に明確になりました。
 「食MAP」、「協調設計技法」、関東・関西の主婦を対象にしたグループインタビューから、砂糖新製品として、火を使わない料理に使える液状の砂糖、有機栽培のミネラル豊富な砂糖、シュガートースト用砂糖の3つのアイデアが打ち出され、検討されました。
 さらに、砂糖業界として、(1)消費者の素朴な声を聞き、消費者の生活を消費者の言葉で理解する(マーケットイン)、(2)多様な消費者のニーズを企業の意志として束ね、消費者の生活を企業の意志として商品化する(プロダクトアウト)、消費者として、(3)企業の商品を消費者の言葉で理解する(プロダクトイン)、(4)企業の商品を消費者の意志として生活化する(マーケットアウト)という業界と消費者の関係の活発化が必要と提言されています。

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3.調査研究事業

(事業実施主体:社団法人糖業協会、一部委託先:精糖工業会等)
 10年度には、以下の9テーマと各個別課題について、調査研究が実施されました。11年度においても継続して実施されています。

(1) 砂糖と記憶力との関係(委託先:日本国際生命科学協会)
・栄養条件がラットの学習・記憶に及ぼす影響
・ストレス下における記憶学習に対する砂糖摂取の影響
・食事中の糖質と記憶の関係、糖の腸管吸収に及ぼす神経因子の解析

(2) 砂糖と睡眠との関係(同:日本国際生命科学協会)
・脳内セロトニン生成に及ぼすアミノ酸と砂糖の同時投与の影響

(3) 砂糖とストレス抑制との関係(日本国際生命科学協会)
・砂糖のおいしさ発現に関与する脳内物質と神経機序
・水浸拘束ストレスに対する高ショ糖食ラットの反応
・血糖値の変動と情動行動

(4) 砂糖と食欲調節との関係(同:日本国際生命科学協会)
・若い健康な男性の食欲、食物摂取量、ムード、記憶に及ぼすショ糖を含む飲料の投与量とタイミングの影響・レジスタンス運動直後のアミノ酸混合+砂糖又は果糖の摂取がラット体組成に及ぼす影響
・運動における砂糖投与のタイミングについて

(5) 砂糖と免疫機能との関係(同:日本国際生命科学協会)
・Th1/Th2バランスの癌免疫における意義と砂糖のTh1免疫に及ぼす影響

(6) 砂糖と糖尿病との関係(同:山梨医科大学)
・炭水化物(糖質)の少ない食事を連続的に摂取することによって将来糖尿病に進展するのかを検証

(7) 砂糖と子供の情緒・行動との関係(同:山梨医科大学)
・最近、社会問題となった中学生による殺傷事件等を機に再びとなえられている「反応性低血糖症候群」説(急激な血糖の上昇によりインスリンの過剰分泌が起こり、その結果として低血糖を引き起こすという仮説)に有効に対処・反論するため、国内の学生ボランティアを被験者として検証(こうした説は、FAO/WHOの砂糖に関する評価で既に否定されているが、医学の立場で改めて検証)

(8) 砂糖の新規用途開発(同:日本応用糖質科学会)
ア)砂糖を原料に用いた有用原材料(糖酸、配糖体、新規糖類等)の生産
・糖質を原料にした機能性食品、医薬品原料の開発
・二糖類ホスホリラーゼ系酵素反応の組み合わせによる砂糖からのセロビオースの実用的生産法の開発
・砂糖からの有用デキストランの合成と食品素材としての新規有用オリゴ糖の製造
・ショ糖資源を活用する高機能糖質高分子の開発
・サイクロデキストラン合成酵素を利用したショ糖からの新規糖質の合成
・特に砂糖よりデキストラン多糖の効率的生産と食品並びに飼料としての高度利用に関する基礎的研究
・砂糖を原料に用いた有用ウロン酸及び配糖体の合成
・納豆菌を用いて砂糖よりレバンを大量合成し、食材としての機能を検討
イ)有用製品(生分解性プラスチック、レジン等)の生産
・放線菌のポリヒドロキシアルカノエート生産系に関する基礎研究
・砂糖のエステル結合伸長による有用物質生産
・有機合成科学手法による砂糖を用いた生分解性プラスチックの開発

(9) 砂糖の調理面における様々な効用(同:日本調理科学会)
ア)砂糖の調理上における物性の科学的評価
・甘味の知覚に及ぼす食品物性の影響
・低水分系生地の膨化と食感形成における糖類の機能
・焼き菓子の着色に及ぼす砂糖の影響
イ)教育実習の場を活用した砂糖の調理加工におけるおいしさへの寄与と調理・加工食品に及ぼす有用性の研究
・肉類の加熱変化における砂糖の影響
・煮物における調味料の浸透と物性変化
・砂糖が澱粉質食品を素材とする和菓子の物性及び食品特性に与える効果
ウ)砂糖の食品周辺分野での新しい利用開発研究、糖の消費動向の地域特性と利用開発に関する調査研究
・砂糖の消費動向の地域特性と利用開発に関する調査研究
・焼きメレンゲの性質に及ぼす砂糖の影響

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「事業団から」
1999年8月
砂糖類生産流通合理化等助成対象事業について(その1)
 農産振興部

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