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地域だより[2009年11月]

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最終更新日:2010年3月6日

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[2009年11月]

糸満市において、さとうきび灌水・増産大会が開催される

那覇事務所

 平成21年9月17日(木)、糸満市 米須 こめす において、糸満市さとうきび生産組合主催による「さとうきび灌水・増産大会」が開催された。

 この大会は、さとうきび生育旺盛期の小雨により単収が低下する場合が多いことから、新植ほ場だけでなく株出しほ場にもかん水を徹底して実施することにより、単収および生産性の向上を図ることを目的としている。

 開会に当たり糸満市さとうきび生産組合長の大城宏氏から、「当組合で初めて開催するかん水・増産大会である。昨年は豊作であったが、今年は7〜8月が小雨で干ばつ傾向であったため生産の減少が懸念されている。この大会を期にさらに、皆がかん水に関心を持ってさとうきびの増産、農家の所得向上に向けて一丸となってがんばりましょう」とあいさつが述べられた。

 続いて、移動式スプリンクラー、かん水チューブおよびトラックに積んだタンクからのかん水、たい肥散布機、全茎式プランタ、さとうきび殺虫剤プリンスベイトの散布などの実演会が行われ、参加者一同、かん水の実施方法や、かん水の効果、肥培管理の大切さなどを認識し、増産の気運を盛り上げて大会を終えた(下記図参照)。

 さとうきびの増産には、かん水は非常に重要である。雨量が少なく干ばつ傾向にあるこの時期にかん水・増産大会を行ったことにより、今後農家のかん水についての意識が高まり、単収の向上などの効果が表われることを期待したい(竹中)。

図1 糸満市さとうきび生産組合長の大城宏氏のあいさつ

実演会

 図2 移動式スプリンクラーによるかん水
20メートル四方に放水が可能(地下ダムを水源)
図3 かん水チューブによるかん水
50メートルチューブ2本を使用(地下ダムを水源)。
 

(参考)

移動式スプリンクラーおよびかん水チューブによるかん水の水道使用料金
 :3,000円/年間(基本料金300坪(約10アール))+25円/トン(使用料金)
   移動式スプリンクラーおよびかん水チューブのかん水能力
 :約15トン/時間
かん水時間
 :約2時間/300坪(約10アール)(手でやるとおよそ1日半)。
 

   

図4 地下ダムの水源 
図5 トラックに積んだタンクからのかん水
水源がないほ場にはトラックに積んだタンク(3トン)からかん水をする。

(参考)

 タンクの貸出料金
  :1,000円/1日 運搬車を含む機材などは翔南製糖(株)が貸し出し
 かん水能力
  :20トン/時間
 かん水時間
  :約1時間半/300坪(約10アール)(手でやるとおよそ1日半)。


図6 たい肥散布機
たい肥散布機はトラクターに装着して使用。後方部分の2本の羽のある棒状の部分が回転し、肥料をかんはんし、後方に散布する。

図7 全茎式プランタ
全茎式プランタはトラクターに装着して使用。土を砕き、溝を堀り、苗を裁断して、苗を地面に落とす。苗に土を被せて肥料、農薬、除草剤を散布する。
図8  全茎式プランタのそれぞれの役割(図中a〜d)
aロータリで土を砕く
b.溝を掘る
c.ホース(プリンスベイト剤散布)
d.ローラー(土をならす)
図9 さとうきび専用殺虫剤プリンスベイトの散布(ブルーの粒がプリンスベイト剤)
 植え付け時にプリンスベイト剤を散布するとハリガネムシ類が、それを食べ駆除される。
また、溶けたプリンスベイト剤をさとうきびが吸収するので、茎を浸食するメイチュウなどが駆除される。低薬量で効率的に害虫を駆除できるのが画期的。
プランタで散布するほかに、スプレイヤという簡易的な器具を使用して散布する方法もある。散布した後は必ず覆土が必要。

 (参考)

 散布量
  :6キロから9キロ/300坪(約10アール)
プリンスベイト剤の価格
  :1,733円/一袋3キロ(22年3月まで国の補助あり)
  3,465円/一袋3キロ(22年4月以降)







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