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国内市場の動き[1999年4月]

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最終更新日:2010年3月6日

砂糖類ホームページ/国内情報


砂糖類をめぐる国内の動き
[1999年4月]

[市場の荷動き]  [市場価格]

【市場の荷動き】

1.砂糖の2月の荷動きは、不需要期ということもあって先月の中旬頃から緩慢な動きとなっている。また、大口ユーザー向けが若干動いたものの目立った動きはなく、新製品に使用する糖類が果糖や糖アルコールにシフトしていることから全般的にさえない状況が続いている。精糖メーカーによると、同月の販売数量は前年同月比99%弱と昨年にやや及ばなかったものの甘味協見通し数量は上回った。大袋の出荷量はほぼ前年並みを確保したが、小袋は前年同月比97%と昨年を下回ったようだ。

2.表1は1994年から1998年までの5年間の砂糖の通関統計である。98年の粗糖の輸入量は、国内産糖の出回り数量が前年より13%近く増加したこと、また、長引く景気の後退等が影響して砂糖の消費量が前年を下回ったため97年と比較してかなり減少している。その他の砂糖や氷・角砂糖等の輸入量が増加してるのはベルギーワッフル製造用やオーガニックシュガーのブームによるものと思われる。
 表2は加糖調製品の通関統計である。97年までは増加していたが、98年は円安及び景気の低迷等で前年比94%と初めて前年を下回った。
 なお、月別の砂糖及び加糖調製品の輸入量は統計資料需給関係資料編の通関実績に掲載している。

表1:砂糖の輸入通関実績(暦年)
単位:トン
糖 種 別 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年
甘しゃ糖・分みつ糖
(1701.11−190)
1,643,378 1,730,506 1,651,086 1,697,444 1,549,189
甘しゃ糖・含みつ糖
(1701.11−110)
10,877 13,003 10,878 12,065 11,611
甘しゃ糖・その他
(1701.11−200)
12 18 40 238 304
てん菜糖
(1701.12−100)
(1701.12−200)
1 0 2 1
甘味・着色糖
(1701.91−000)
1 12 273 54 54
氷・角・棒砂糖等
(1701.99−100)
315 300 616 1,390 1,408
その他
(1701.99−200)
2,352 1,959 1,717 2,091 2,248
合   計 1,656,936 1,745,798 1,664,610 1,713,284 1,564,815
出所:日本関税協会発行「日本貿易月表」による。


表2:加糖調製品の輸入通関実績(暦年)
単位:トン
糖 種 別 1995年 1996年 1997年 1998年
ココア調製品
(1806.10−100)
(1806.20−111)
(1806.20−191)



70,524



88,857



73,527



64,834
加糖あん
(2005.40−190)
(2005.51−190)
(2005.90−119)



45,502



47,556



48,239



48,545
穀粉調製品
(1901.90−251)
(1901.90−252)


91,018


108,568


97,989


87,873
その他調製品
(2106.90−289)
(うちタイ)
(うち韓国)

94,801
27,323
58,495

110,468
40,639
57,693

124,595
48,446
64,453

125,597
53,744
58,547
ミルク調製品
(1901.90−211)
(1901.90−219)


90,976


125,109


139,089


127,599
合   計 392,821 480,557 483,440 454,442
(注) 各数量はトン未満をラウンドしているため、合計と合わない場合がある。
出所:日本関税協会発行「日本貿易月表」による。

3.気象庁は1998年の天候をとりまとめた。これによると全国的には高温、多雨、寡照の一年であった。冬は暖冬傾向で推移し、春は顕著な高温で経過した。北陸・東北で梅雨明けが不明瞭であったように、不順な天候が春の後半から夏にかけて続いた。10月には異性化糖の販売量が記録的な数字を示したように暑い日が続いた。昨年はまた台風の発生が遅く、少ない年でもあった。12月には冬型の気圧配置が長続きせず西日本、南西諸島では平年より2度以上も高いところが多く、降水量も南西諸島ではかなり多かったため、さとうきびの登熟に大きな影響を及ぼした。

4.総務庁が発表した98年のエンゲル係数(消費支出全体に占める食費の割合)は、昨年に引き続き0.3ポイント上昇して23.4%となった。98年の名目の食費は前年よりも0.2%減少したものの消費支出全体が1.5%も下回ったため、食費の比率が相対的に上昇したことによる。同庁によると「衣服や旅行などへの支出を食費以上に切り詰めたのが食費の比率上昇の主な理由」と見ている。

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【市場価格】

1.砂糖の日経相場上白大袋の価格は1月7日に137円/kgになって以来、同水準で推移しているが、中小製菓筋の売行きが低迷していることもあって、中小の特約店を中心に価格を維持するのが厳しい状況にある。
 表1は昨年と今年2月下期における鹿児島県甘しゃ糖の売戻価格と日経相場の比較である。いずれも12円/kg程度引き下げられている。

表1:鹿児島県産甘しゃ糖の売戻価格と日経相場の動き
年  月 売戻価格(円/トン) 日経相場(円/kg)(注)
平成10年2月下期 79,143 149
平成11年2月下期 66,214 137
(注) 日経相場は東京市場上白大袋の価格である。

2.農林水産省食品流通局物価対策室は量販店の砂糖の特売状況をまとめた。これによれば、砂糖の2月の特売実施率は36.4%で前月より2.2ポイント減少し、20%を超える特売率は13.3%と前月を0.7ポイント下回り、51%以上の値引きも2.2%で前月を僅かであるが下回った。例年2月は全般的に消費が不振であるため特売実施率は低い水準にある。

表2:量販店砂糖特売実施状況 表2:量販店砂糖特売実施状況
出所:農林水産省食品流通局物価対策室資料
〔農産流通部〕
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