砂糖の流通調査結果（平成18年10月〜平成19年3月）

　この調査は、代理店35店、特約店87店の協力を得て当機構が行っている「砂糖の販売量調査」および「砂糖の需要動向調査」の平成18年10月〜平成19年3月分を取りまとめたものです。
　なお、時系列データについては統計資料を参照して下さい。

1　代理店の販売量調査結果

　平成18年10月〜平成19年3月の砂糖および液糖の販売量は、砂糖が約82万2千トンであり、前年同期と比べると約2万3千トン（2.8％）の減少となった。また、液糖は約12万トンで、前年同期と比べると約1千トン（1.2％）の減少となった。
　砂糖のうち精糖は約64万6千トンで、前年同期と比べると約9千トン（1.4％）減少しており、内訳では、上白糖は約3千トン（1.0％）の減、グラニュー糖は約4千トン（1.9％）の減、その他の糖は約1千トン（1.3％）の減となった。ビート糖は約17万6千トンで、前年同期と比べると約1万4千トン（7.5％）減少しており、その内訳をみると上白糖は約1千トン（8.1％）の減、グラニュー糖は約1万3千トン（7.5％）の減少となった。
　平成18年4月〜平成19年3月の合計では、砂糖の販売量は前年同期に比べ約8万6千トン（5.1％）減の161万5千トンとなった。液糖の販売量は約25万6千トンとなり、前年同期と比べると約1万7千トン（6.3％）の減少となった。

2　特約店の需要動向調査結果

　 用途別販売率
1）砂糖
　前年同期と比べると、調味料向け、菓子類向けがそれぞれ0.7P、0.6Pずつ増加し、清涼飲料向け、二次卸店向けがともに0.8P減少した。

2）液糖
　前年同期と比べると、菓子類向け、パン類向け、乳製品向けがそれぞれ4.4P、2.3P、1.5Pずつ増加し、調味料向け、漬物・佃煮・水産練製品向けがそれぞれ6.8P、0.7Pずつ減少した。

3）異性化糖
　前年同期と比べると、清涼飲料向け、調味料向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向けがそれぞれ2.8P、2.4P、1.6Pずつ増加し、二次卸店向け、乳製品向け、その他向けがそれぞれ2.5P、1.4P、1.4Pずつ減少した。

4）ソルビトール調製品
　前年同期と比べると、菓子類向け、調味料向けがそれぞれ11.1P、2.4Pずつ増加し、その他向け、パン類向け、二次卸店向けがそれぞれ5.4P、4.9P、2.7Pずつ減少した。

5）その他の加糖調製品
　前年同期と比べると、パン類向けが18.7P増加し、二次卸店向け、清涼飲料向け、菓子類向けがそれぞれ7.1P、3.5P、3.1Pずつ減少した。

表1　代理店の糖種別・月別販売量

（単位：トン、％）

注）1．（　）内は精糖とビート糖の比率 　　 2．液糖は実量

図1　砂糖の販売数量の推移（液糖除く）

図2　液糖の販売数量の推移

表2　特約店の糖種別、販売先別販売比率（対前年同期比）

（単位：％、P）

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