ホーム > 砂糖 > 調査報告 > 市場調査 > 砂糖の流通調査結果(平成19年4月〜9月)
最終更新日:2010年3月6日
調査情報部 調査課 |
この調査は、代理店33店、特約店78店の協力を得て当機構が行っている「砂糖の販売量調査」および「砂糖の需要動向調査」の平成19年4月〜9月分を取りまとめたものである。なお、時系列データについては統計資料を参照していただきたい。
1.代理店の販売量調査結果
平成19年4月〜平成19年9月の砂糖および液糖の販売量は、砂糖が約85万5千トンであり、前年同期と比較し約6万2千トン(7.8%)の増加となった。また、液糖は約14万8千トンで、前年同期と比較し、約1万3千トン(9.7%)の増加となった。
砂糖のうち精糖は約66万トンで、前年同期と比較し約4万4千トン(7.1%)増加しており、内訳では、上白糖は約2万1千トン(7.2%)増、グラニュー糖は約2万3千トン(9.8%)増、その他の糖は約66トン(0.1%)増となった。ビート糖は約19万5千トンで、前年同期と比べると約1万8千トン(10.2%)増加しており、その内訳を見ると上白糖は約840トン(7.1%)増、グラニュー糖は約1万7千トン(10.4%)の増加となった。
月別に見ると4〜9月のすべての月において、砂糖の販売量は前年同期に比べて増加し、特に4〜6月において増加が大きくなっている。
図1 砂糖の販売数量の推移(液糖除く) |
図2 液糖の販売数量の推移 |
表1 代理店の糖種別・月別販売量 |
(単位:トン、%) |
注1:( )内は精糖とビート糖の比率 2:液糖は実量 |
2.特約店の需要動向調査結果
(1) 砂糖
砂糖の用途別販売率は、二次卸店向けが35.8%と最も多く、次いで菓子類向けが20.4%と続き、これらへの販売が過半数を占めている。前年同期と比べると、ビン詰め・缶詰・ジャム等向けが0.7ポイント(以下P)増加し、菓子類向け、二次卸店向けがそれぞれ0.7P、0.5Pずつ減少した。
(2) 液糖
液糖の用途別販売率は、清涼飲料向けが29.9%と最も多く、調味料向けも25.1%とともに4分の1以上を占めている。また、乳製品向けが12.3%、菓子類向けが10.5%とこれらも1割以上を占めている。前年同期と比べると、調味料向け、乳製品向け、その他向け、二次卸店向けがそれぞれ2.7P、2.4P、0.9P、0.6Pずつ増加し、清涼飲料水向け、菓子類向けがそれぞれ5.5P、0.8Pずつ減少した。
(3) 異性化糖
異性化糖の用途別販売率は、清涼飲料向けが44.0%と突出して大きく、次いで菓子類向けの12.0%と調味料向けの11.8%が同程度で続いている。前年同期と比べると、清涼飲料向け、菓子類向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向け、漬物・佃煮・水産練製品向けがそれぞれ3.3P、1.3P、0.9P、0.9Pずつ増加し、パン類向け、調味料向け、二次卸店向けがそれぞれ3.3P、2.7P、0.9Pずつ減少した。
(4) ソルビトール調製品
ソルビトール調整品の用途別販売率は、菓子類向けが44.3%と最も多く、次いで二次卸店向けが26.4%、漬物・佃煮・水産練製品向けが11.4%、パン類向けが10.6%と続いている。前年同期と比べると、調味料向け、菓子類向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向けがそれぞれ1.3P、1.2P、1.1Pずつ増加し、その他向け、二次卸店向け、漬物・佃煮・水産練製品向けがそれぞれ1.3P、1.2P、1.1Pずつ減少した。
(5) その他加糖調製品
その他加糖調製品の用途別販売率は、二次卸店向けが32.2%と最も多く、次いで菓子類向けが28.3%、パン類向けが21.7%と続いており、これらの用途向けで8割以上を占めている。前年同期と比べると、パン類向け、その他向け、調味料向けが6.8P、1.1P、0.5P増加し、乳製品向け、二次卸店向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向け、清涼飲料向けがそれぞれ、3.8P、2.6P、1.6P、0.5Pずつ減少した。
表2 特約店の糖種別、販売先別販売比率(対前年同期比) |
(単位:トン、%) |
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