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砂糖の流通調査結果(平成19年10月〜平成20年3月)

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類情報

[2008年9月]

調査情報部情報課



 この調査は、代理店33店、特約店78店の協力を得て当機構が行った「砂糖の販売量調査」および「砂糖の需要動向調査」の平成19年10月〜平成20年3月分を取りまとめまたものである。なお、時系列データについては統計資料を参照していただきたい。

1.代理店の販売量調査結果

 平成19年10月〜平成20年3月の砂糖および液糖の販売量は、砂糖が約85万9千トンであり、前年同期と比較し約3万7千トン(4.5%)の増加となった。また、液糖は約14万トンで、前年同期と比較し、約1万9千トン(16.1%)の増加となった。
  砂糖のうち精糖は約68万9千トンで、前年同期と比較し約4万3千トン(6.6%)増加しており、内訳では、上白糖は約9千トン(2.9%)増、グラニュー糖は約3万トン(13.0%)増、その他の糖は約3,800トン(3.8%)増となった。ビート糖は約17万トンで、前年同期と比べると約6,100トン(3.5%)減少しており、その内訳を見ると上白糖は約4,300トン(34.8%)減少、グラニュー糖は約1,800トン(1.1%)の減少となった。
  月別に見ると10〜3月のすべての月において、砂糖の販売量は前年同期に比べて増加している。

2.特約店の需要動向調査結果

(1) 砂糖
  砂糖の用途別販売率は、二次卸店向けが38.0%と最も多く、次いで菓子類向けが21.1%と続き、これらへの販売が半数以上を占めている。前年同期と比べると、乳製品向け、その他向けがそれぞれ1.1ポイント(以下P)、0.9P増加し、菓子類向け、清涼飲料向け、がそれぞれ1.1P、0.6Pずつ減少した。

(2) 液糖
  液糖の用途別販売率は、清涼飲料水向けが28.5%と最も多く、調味料向けも25.3%とともに半数以上を占めている。また、乳製品向けが14.4%、菓子類向けが11.3%とこれらも4分の一以上を占めている。前年同期と比べると、乳製品向け、その他向け、漬け物・佃煮・練製品向けがそれぞれ4.8P、2.0P、0.5Pずつ増加し、二次卸店向け、清涼飲料水向け、パン類向け、菓子類向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等向けがそれぞれ2.6P、2.4P、1.0P、1.0P、0.6Pずつ減少した。


表1 代理店の糖種別・月別販売量
(単位:トン、%)
注)1. ( )内は精糖とビート糖の比率
2. 液糖は実量


(3) 異性化糖
  異性化糖の用途別販売率は、清涼飲料向けが37.9%と突出して大きく、次いで乳製品向けが12.1%、菓子類向けが10.2%と続いている。前年同期と比べると、乳製品向け、その他向け、漬け物・佃煮・練製品向け、ビン詰め・缶詰・ジャム等がそれぞれ5.9P、1.9P、1.4P、0.8Pずつ増加し、調味料向け、菓子類向け、清涼飲料水向け、パン類向け、二次卸店向けがそれぞれ3.8P、2.4P、1.4P、1.3P、1.0Pずつ減少した。

(4) ソルビトール調製品
  ソルビトール調整品の用途別販売率は、菓子類向けが38.3%と最も多く、次いで二次卸店向けが34.5%、漬物・佃煮・水産練製品向けが13.4%と続いている。前年同期と比べると、二次卸店向け、その他向けがそれぞれ11.8P、0.8Pずつ増加し、菓子類向け、調味料向け、パン類向けがそれぞれ5.9P、3.1P、2.9Pずつ減少した。


図1 砂糖の販売数量の推移(液糖除く)

図2 液糖の販売数量の推移


(5) その他加糖調製品
  その他加糖調製品の用途別販売率は、菓子類向けが32.8%と最も多く、ついで二次卸店向けが31.9%、パン類向けが14.4%と続いており、これらの用途向けで8割以上を占めている。前年同期と比べると、菓子類向け、漬物・佃煮・水産練製品向け、調味料向けがそれぞれ4.8P、3.9P、1.0Pずつ増加し、パン類向け、その他向け、清涼飲料向け、二次卸店向け、乳製品向けがそれぞれ、4.7P、2.1P、1.5P、1.2P、0.6Pずつ減少した。


表2 特約店の糖種別、販売先別販売比率(対前年同期比)
(単位:%、P)


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