ホーム > 砂糖 > 機構から > 平成20年産の対象甘味資源作物生産者の要件審査結果について
最終更新日:2010年3月6日
平成19年産から開始された甘味資源作物生産者交付金業務は、本年で2年目を迎えることとなりました。この間関係者の皆様の多大なご協力により円滑な業務運営を行うことができましたことについて、改めてお礼申し上げます。
機構では平成20年産の要件審査申請書の受付を平成20年7月1日から9月30日まで行いました。既にさとうきび生産者への対象生産者コードのお知らせを終え、現在は甘味資源作物交付金の概算払いを行っています。
本稿では、対象甘味資源作物生産者の対象要件区分ごとの要件審査結果について、平成20年12月26日現在の概要を報告いたします。
平成20年産における甘味資源作物の対象要件を満たすことの認定を受けた者(以下「対象生産者」という。)は表1のとおり全体で25,864人(うち鹿児島県9,240人、沖縄県16,624人)となっており、前年産の申請者数と比べると616人(2.3%)の減少が見られます。これを対象要件区分別にみると、認定農業者等(以下「A―1」という。)が1,325人(5.1%)、一定の作業規模を有する者(以下「A―2」という。)が2,228人(8.6%)、共同利用組織への参加者(以下「A―3」という。)が307人(1.2%)、基幹作業委託者(以下「A―4」という。)が8,672人(33.5%)、担い手育成組織への参加者(以下「A―5」という。)が13,332人(51.5%)となっています。
表1 要件区分別対象甘味資源作物生産者数 |
(単位:人) |
注 1:19年産の数値は平成19年12月19日までに対象生産者の登録が完了したもの。 2:20年産の数値は平成20年12月26日までに対象生産者の登録が完了したもの。 3:ラウンドのため合計は必ずしも一致しない。 |
注1:対象甘味資源作物生産者の要件区分の概要は以下のとおり。
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(1) 鹿児島県
鹿児島県内の対象生産者は表2のとおり全体で9,240人となっており、これを要件区分別にみるとA―1が938人(10.2%)、A―2が704人(7.6%)、A―3が222人(2.4%)、A―4が4,801人(52.0%)、A―5が2,575人(27.9%)となっています。前年産との比較では、A―4の割合が5.9ポイント上昇しており、A―5が6.0ポイント減少しています。
これを地域別にみると、A―1の割合が最も高いのは沖永良部島で26.1%(314人)となっており、前年産と比較して2.6ポイント上昇しています。また、A―4の割合が最も高いのは徳之島で67.4%(2,281人)であり、前年産と比較して4.7ポイント上昇しています。一方、与論島ではA―5の割合が79.7%(634人)と鹿児島県内で最も高くなっています。
(2) 沖縄県
沖縄県内の対象生産者は表2のとおり全体で16,624人となっており、これを要件区分別にみるとA―1が387人(2.3%)、A―2が1,524人(9.2%)、A―3が85人(0.5%)、A―4が3,871人(23.3%)、A―5が10,757人(64.7%)となっています。前年産との比較では、A―4の割合が1.5ポイント上昇していますが、他の区分ではほぼ横ばいとなっています。
これを地域別にみるとA―1の割合では北大東島が49.1%(57人)と最も高く、前年産と比較して26.9ポイント上昇しています。また、A―2の割合では伊是名島が38.0%と高くなっており、南大東島、石垣島ではA―4の割合がそれぞれ87.6%、61.6%と高くなっています。
機構では、対象要件審査手続きにおいて、短期間に集中して審査・処理を行うため、コンピューターによるデータ処理を行うとともに、平成20年産の当該申請に当たっては添付書類の一部見直しなどを行い事務手続きの簡素化に努めてきました。
さとうきびの担い手育成が進み、さとうきび生産が着実に発展していくことを期待しています。
表2 地域別・要件別区分対象甘味作物生産者数 |
(単位:人) |
注 1:19年産の数値は平成19年12月19日までに対象生産者の登録が完了したもの。 2:20年産の数値は平成20年12月26日までに対象生産者の登録が完了したもの。 3:ラウンドのため合計は必ずしも一致しない。 |
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