日本人の栄養所要量は、健康人を対象として国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために標準となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すものである。健康増進施策、栄養改善施策等の基本となるものであり、栄養指導、給食計画等の基準として幅広く利用されている。
今回の改定では、国際的動向を踏まえ、「食事摂取基準」という新たな考え方を導入した。すなわち従来の栄養所要量の策定に当たっては、栄養欠乏症の予防を主眼としてきたが、今回は過剰摂取への対応もできる限り考慮し、策定を行った。
なお、現在使用している栄養所要量は、平成7年度から11年度の間使用するものであり、今回は平成12年度から16年度の間使用するものとして改定した。
