(単位:セント/ポンド)
 |
7月のNY市場は、ファンド筋の投機的な買いよって小幅な上伸が続き、月初は6セント台であったが月末には7セント台へ推移した。
市場を取り巻く環境は、供給過剰で現物需要の低迷が続いている。このため、小幅な上伸は長続きしないとの向きが多かったが、7月の中心限月(10月限)の価格が、初日の6.22セントからファンド筋の買いにより続伸し、22日には7.02セントをつけ、さらに29日には5月27日(7.17セント)以来の高水準である7.20セントまで上伸し、31日には7.21セントの高値で終了した。
この結果、7月の相場は、現物価格が前月平均の6.85セントから当月平均7.18セントに上伸し、当限価格が、前月平均の6.53セント(7月限)から当月平均6.73セント(10月限)へと上伸した。
7月の一日当たり平均推定出来高は、前月の3万4,276枚から大幅に減少し、2万4,360枚となったが、1日の出来高としては、続伸した22日に5万4,091枚、高値で終了した31日が5万6,849枚となった。