[2004年3月]
【NY市場の動き】
1月のNY市場は、定期相場(3月限)が5日の5.70セントから投機筋の断続的な買いによって13日には5.98セントまで続伸し6.00セントに迫る動きを見せたものの、その後は投機筋や生産者筋の売りが続き、27日には5.75セントまで下げた。市場の状況は、供給過剰やブラジルの04/05年度のさとうきび収穫が過去最高となると予想されていること、さらには新規の現物需要の不足等が圧迫要因になっているため、引き続き弱含みの展開が予想される。当月の平均は、5.83セントで前月の6.34セントに比べて0.51セント下落した。
また、現物相場は、5日の6.34セントから上げと下げを繰り返し27日には6.24セントの最安値を付けたがその後反発し、29日は6.64まで上昇した。当月の平均は、6.42セントで前月の6.95セントに比べて0.53セント下落した。
なお、1月の1日当たり平均推定出来高は、27,030枚と前月の32,112枚と比較して16%減少した。
(単位:セント/ポンド)
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NY砂糖市場の動き (単位:セント/ポンド)
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〔特産流通部〕