[2004年4月]
【NY市場の動き】
2月のNY市場は、定期相場(3月限)が投機筋の売りにより9日に5.36セントと平成14年7月以来の安値を付けたものの、その後は5月限への乗り換え取引や業者筋の買いによって続伸し、月末には思惑筋の買戻しにより6.03セントまで上伸した。市場の状況は、過剰在庫・ブラジルの記録的な大豊作・現物需要の鈍さ等が続くと見られるため、引き続き弱含みの展開が予想される。当月の平均は、5.63セントで前月の5.83セントに比べて0.20セント下落した。
また、現物相場は、9日に6.22セントの安値を付けたものの、海上運賃の高騰で現物の注文がタイに集中しアジア地域の現物需要が引き締まったため、26日には10ヶ月ぶりに8.00セントまで上昇した。当月の平均は、7.01セントで前月の6.42セントに比べて0.59セント上昇した。
なお、2月の1日当たり平均推定出来高は、53,617枚と前月の27,030枚と比較して98%増加した。
(単位:セント/ポンド)
NY 相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
12月 |
1月 |
2月 |
12月 (3月限) |
1月 (3月限) |
2月 (3月限) |
最低 |
6.33 |
6.24 |
6.22 |
5.67 |
5.70 |
5.36 |
最高 |
7.43 |
6.64 |
8.00 |
6.77 |
5.98 |
6.03 |
平均 |
6.95 |
6.42 |
7.01 |
6.34 |
5.83 |
5.63 |
|
NY砂糖市場の動き
 |
 |
〔特産流通部〕