[2004年6月]
【NY市場の動き】
4月のNY市場は、定期相場(5月限)が初日に投機筋の売りにより6.25セントと当月の最安値を付けたが、その後はファンド筋の思惑買いや5月限の手じまいに絡む乗り換え取引により続伸し、8日には6.78セントの最高値を付けた。しかし、その後は手じまい売りと投機筋の買い戻しによって小幅な値動きに終止し、月末は6.58セントで終了した。市場の状況は、国際砂糖機関が発表した04/05年度の需要が生産を大幅に上回った結果、在庫が減少し、価格は上昇するとの見通しが砂糖相場の支援材料となっている。一方、中国とインドが年内に砂糖を輸入しなければ、相場は上伸しないとの見方もありその動向が注目されている。当月の平均は、6.56セントで前月の6.50セントとほとんど変わらなかった。
また、現物相場は、5日に7.94セントの安値を付けたものの、26日には8.57セントまで上昇した。当月の平均は、8.21セントで前月の8.23セントとほとんど変わらなかった。
なお、4月の1日当たり平均推定出来高は、47,321枚と前月の51,353枚と比較して7.9%減少した。
(単位:セント/ポンド)
NY 相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
2月 |
3月 |
4月 |
2月 (3月限) |
3月 (5月限) |
4月 (5月限) |
最低 |
6.22 |
7.84 |
7.94 |
5.36 |
6.06 |
6.25 |
最高 |
8.00 |
8.96 |
8.57 |
6.03 |
7.15 |
6.78 |
平均 |
7.01 |
8.23 |
8.21 |
5.63 |
6.50 |
6.56 |
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NY砂糖市場の動き
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〔特産流通部〕