[2004年7月]
【NY市場の動き】
5月のNY市場は、定期相場(7月限)が初日の6.89セントからの生産者筋やファンド筋の売りによって下げ続け、11日には6週間ぶりの最安値6.29セントを付けたが、その後は投機筋と業者筋の買いによって小幅に続伸し、28日には7.06セントと9週間ぶりの7セント台で終了した。市場の状況は、実需筋の買いが活発になりつつある一方、最大砂糖生産国ブラジルでさとうきび収穫量が過去最高を記録したことを受け、引き続き弱含みの展開が見込まれる。当月の平均は、6.62セントで前月の6.56セントと比べ0.06セント上昇した。
また、現物相場は、4日の8.38セントから下げ続け13日に7.77セントの最安値を付けたものの、その後は需要が持ち直したため28日には8.44セントまで上昇した。当月の平均は、8.08セントで前月の8.21セントと比べ0.13セント下落した。
なお、5月の1日当たり平均推定出来高は、30,866枚と前月の47,231枚と比較して35%減少した。
(単位:セント/ポンド)
NY 相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
3月 |
4月 |
5月 |
3月 (5月限) |
4月 (5月限) |
5月 (3月限) |
最低 |
7.84 |
7.94 |
7.77 |
6.06 |
6.25 |
6.29 |
最高 |
8.96 |
8.57 |
8.44 |
7.15 |
6.78 |
7.06 |
平均 |
8.23 |
8.21 |
8.08 |
6.50 |
6.56 |
6.62 |
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NY砂糖市場の動き
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〔特産流通部〕