[2004年8月]
【NY市場の動き】
6月のNY市場は、定期相場(7月限)が初日に10カ月ぶりの高値7.22セントを付けたものの、7月限の納会を控えたファンド筋の手じまい売りにより下げ続け、14日には6.66セントの最安値をつけた。その後は、投機的ファンド筋や業者筋の買いにより続伸し、29日には7.32セントと11カ月ぶりの最高値をつけた。市場の状況は、ブラジルの降雨によるさとうきび収穫の遅れやインドが砂糖を輸入するとの予測が、相場を堅調傾向へ転じさせつつある。当月の平均は、7.05セントで前月の6.62セントと比べ0.43セント上昇した。
また、現物相場は、2日の8.66セントから下げ続け14日に7.99セントの最安値を付けたものの、その後は取引が活発化し30日には8.92セントまで上昇した。当月の平均は、8.42セントで前月の8.08セントと比べ0.34セント上昇した。
なお、6月の1日当たり平均推定出来高は、27,407枚と前月の30,866枚と比較して11%減少した。
(単位:セント/ポンド)
NY 相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
4月 |
5月 |
6月 |
4月 (5月限) |
5月 (7月限) |
6月 (7月限) |
最低 |
7.94 |
7.77 |
7.99 |
6.25 |
6.29 |
6.66 |
最高 |
8.57 |
8.44 |
8.92 |
6.78 |
7.06 |
7.32 |
平均 |
8.21 |
8.08 |
8.42 |
6.56 |
6.62 |
7.05 |
|
NY砂糖市場の動き
 |
〔特産流通部〕