[2004年10月]
【NY市場の動き】
8月のNY市場は、定期相場(10月限)がファンド筋の活発な買いにより初日に昨年3月以来1年5ヵ月ぶりの最高値8.39セントを付けたものの、利食い売りや手じまい売りのため徐々に下落し、17日には最安値7.54セントを付けた。しかし、その後は業者筋やファンド筋の買いにより堅調に推移し、月末の31日は7.99セントで終了した。市場の状況は、04/05年度の砂糖供給不足やタイが砂糖輸入に踏み切るとの観測から、長期的な需給要因は堅調となってはいるものの、短期的な相場動向は不透明との見通しである。当月の平均は、7.88セントで前月の8.17セントと比べ0.29セント下落した。
また、現物相場は、3日の9.44セントの最高値から定期相場の下げを受けて16日には8.70セントの最安値を付けたものの、その後は堅調に推移し月末の31日は9.06セントで終了した。当月の平均は、8.99セントで前月の9.19セントと比べ0.20セント下落した。
なお、8月の1日当たり平均推定出来高は、30,929枚と前月の29,266枚と比較して5.7%増加した。
(単位:セント/ポンド)
NY相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
6月 |
7月 |
8月 |
6月 (7月限) |
7月 (10月限) |
8月 (10月限) |
最低 |
7.99 |
8.80 |
8.70 |
6.66 |
7.77 |
7.54 |
最高 |
8.92 |
9.44 |
9.44 |
7.32 |
8.33 |
8.39 |
平均 |
8.42 |
9.19 |
8.99 |
7.05 |
8.17 |
7.88 |
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NY砂糖市場の動き
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〔特産流通部〕